オフィスの乾燥対策にオススメなパーソナル型加湿器


「パーソナル加湿器 マイミスト」

 冬場になると気になるのが空気の乾燥だ。特に筆者の職場の乾燥の仕方には困ってしまう。もちろん、オフィスにも加湿器はあるのだが、広いオフィスのすべてをまかなえるわけもない。そんなわけで最近なんだか肌はカサつくし、喉もイガイガする。このままでは風邪も心配だ。

 これは自分で何とかするしかあるまいと思い立ち、机の上に置けるコンパクトな加湿器を導入してみることにした。そこで、どうせなら強力なものにしよう! と選んだのが、今回ご紹介するタイガー魔法瓶の「パーソナル加湿器 マイミスト ASR-B」(以下、マイミスト)である。

 マイミストは蒸発皿で水を蒸発させ、湯気を噴出するスチーム方式の加湿器だ。使用方法は、タンクに水を入れてスイッチオンするだけと実にシンプル。スチーム方式なので雑菌やカビも発生しにくく、機構が単純なだけに手入れも簡単そうで、面倒くさがりの自分には最適に思えた。ちなみに連続加湿時間は約4~5時間。会社に長くいると2回、3回と給水する必要はあるものの、それくらいなら気分転換のついでになるので面倒には思っていない。

 加湿能力はというと、実際に湿度計で測ったわけではないので感覚的になるが、本製品が稼働しはじめてから、喉がイガイガすることは無くなった。加えて言えば、毎日ディスプレイを見つめて酷使しているドライアイの症状が、何となく軽減されたような気がする。オフィスの環境にもよるとは思うが、パーソナル型としては十二分な能力だと感じている。

 少々余談になるが、本製品を観た妻が「以前同じものを使っていた」という。そんなに古くからある製品なのかと、タイガー魔法瓶に問い合わせてみたところ、2004年発売とのこと。知らずに購入したが、多くの人に愛されているロングセラー商品でもあるようだ。

 ただ難点がないわけではない。最たるものが動作音だ。机の上に置いてあることもあって、スチーム式アイロンのような音が常に聞こえる。筆者は気にならないし、水がポコポコ蒸発している音にむしろ癒やされるのだが、人によっては気になってしまうかも知れない。また、現状、仕事用のパソコンのすぐ近くに置いてあるので、蒸気を吸引して結露でも起こすのではないかと少々気になる。そこまで濃密な蒸気を噴出しているわけではないし、そもそもパソコンから離して置けば済む話なのだが……。

 職場のオフィスの暑さ・寒さはまだ着ているもので調節が効くが、湿度となるとそうも行かない。快適な仕事環境を作るために、また風邪対策の一環として、是非一度お試し頂きたい一品である。


iPhone 4 と大きさを比較。パーソナル型とはいえ、それなりに存在感はある本体パーツを外したところ。定期的なお手入れが簡単なのは助かる

 

 

製品名製造元購入価格
パーソナル加湿器 マイミスト ASR-Bタイガー魔法瓶1991円

 

 

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2012/1/12 06:00