手帳を纏うように携帯できる「ほぼ日手帳2012 BLACK CASE」


今回購入したのは、「BLACK CASE」のカバー&本体セット。おまけのボールペン、スマイルミラー、しりあがり寿さんのしおり付き

 今年も、来年(2012年)用の「ほぼ日手帳」の購入を済ませた。恒例の日曜始まりの文庫本サイズである。手帳についてはすでに何度もレビューさせていただいているが、相変わらずパタンと開くし、1日1ページをベースに、目的別に使い分けられるフォーマットも用意されており、すばらしい書き心地を約束してくれる。細部では毎年微妙な調整が行われているのだが、大きくスタイルを変えることがないため、違和感なく使い続けられている。

 近年はスケジュール帳をオンライン上に保存するようになったため、予定はパソコンのブラウザか、スマートフォンのアプリで確認することがほとんどになってしまった。現在はダイエット記録もかねて、日々の体組成率の変化と、睡眠時間のメモをメインに使用している。が、それでもやはり何か“手帳に手書きする”という行為は捨てられない気がしており、結果、毎年必ずほぼ日手帳を購入しているわけである。これもほぼ日手帳の魅力(魔力?)だろう。

 ほぼ日手帳の買い換えに際しては、毎年カバーも新調していた。しかしカバー自体は新しい手帳につけかえれば継続して利用できる。去年購入したファブリックのカバーがかなり気に入っていることもあって、今回は変わったものにしてみようと考えた。そこで選んだのが、かの有名な吉田カバンのブランド「PORTER」とのコラボレーションで誕生したファブリックカバーだ。

 ジッパー付きで、開けてみると、しおりが2本ついた手帳カバーなのだが、付属のショルダーベルトを着けて斜めがけすると、小さなショルダーバッグにしか見えないという斬新さ。フロントのポケットには、スマートフォンがすっぽり入るので、ウォーキングがてらのきままな散歩など、ふらっとでかけるのにちょうどよさそうだ。

 ほぼ日手帳の本体、ボールペン、付属品のしおりやミラーを入れたうえで、さらにPASMOカード、付箋紙、名刺、リップクリーム、目薬、頭痛薬、スマートフォン、スマートフォン用のペン、ミントといった、携帯しておくと便利そうなもの(筆者基準)を実際に入れてみた。パンパンになって閉じないかと思いきや、全部中に入ってしまった。スマートフォンがおサイフケータイ対応で、ほかに一応小銭入れやクレジットカードを持っているといった方なら、これで十分足りてしまうのではないかと感じた。

 最小の荷物でありながら、常にほぼ日手帳とは離れたくない、なんでも書き込みたいという方にはうってつけのアイテムだろう。文庫本サイズなので、手帳の代わりに本を入れてもいいし、それこそ、単純にショルダーバッグとして携帯してもいい。手帳のように開き、中が見渡せるショルダーバッグと考えると、これまたユニークだ。

 年が明けたらウォーキングを再開して、そのお供にしようかな、と考えているのであった。


パタンと開き、1日1ページ。きっちり書けるが、何を書いても許されるフォーマット今回注目したのはこちらのケース。どうみてもショルダーバッグ
裏側を見てもショルダーバッグしかし開けるとほぼ日手帳のカバーだと分かる
いつものように、手帳をセットしてみるこうすると手帳カバーらしい雰囲気に。しおりも2本ついている
ちょっと出かけるときに使いそうなものを入れてみた右側のポケットは、いろんなものが入りそう
フロントポケットにはスマートフォンとペンなどが入る。お財布代わりにしてもよし

 

製品名販売元購入価格
ほぼ日手帳2012 BLACK CASE ベージュ カバー&本体セットほぼ日刊イトイ新聞1万4000円

 

(すずまり)

2011/12/26 06:00