場所を取らないけれど、意外と収納力がある傘立て

アングル（ブラウン）

　もうすぐ梅雨の季節なのである。これから出番が増えそうなのが「傘」だ。筆者は一人暮らしなので、基本的に傘は折りたたみ以外に、1本あれば十分なはずだが、どういうわけか7本に増えていた。

　実は以前、陶器の傘立てを使用していたのだが、これが置き場所に困る代物だった。直径12～13cm、高さは50cm程度の丸い筒状をしていたため、どこにもフィットしないのである。フィットしないのに傘をめいっぱい差し込むと、余計存在感が増し、靴箱のドアを遮る。なんでもいいと思って買って大失敗！　数年我慢したが、狭い玄関によっきり立っている筒の扱いに困り、ついに処分してしまった。そして外に排出されたのが7本の傘たちである。玄関の構造的に靴箱の前に立てかけることになり、やはり靴の出し入れにも支障をきたす。

　そこで収納力があり、狭い玄関でも収まりのよい傘立てはないものか、と検索を繰り返し、やっとみつけたのが、山崎実業の「アングル」であった。幅24.5×奥行き6.5×高さ24.5cmという、コンパクトタイプの傘立てとしては、5本という収納力を持っているのが特徴だ。しかも、奥行きが6.5cmと薄いので、壁沿いに設置すれば、限られたスペースでも邪魔になりにくい。

　ありがたいことに、5本分のスペースに、強引に7本分の傘をさしこみ、さらに隙間にホウキまで収納できた。バランスが悪かったらどうしようと心配だったが、フレームはスチール、台座は鋳鉄製で、重量は約2.3kgと見た目以上に重さがあるため、これだけ詰め込んでも倒れにくい。おかげで、無造作に置かれていた傘が、見事にすべて片付いた。壁沿いにまとめられて、気分すっきりである！　デザイン的な色気はあまり感じられないものの、周りに溶け込みやすく、無駄がなくて気に入っている。傘の整頓にお困りの方は、いかがだろうか。

奥行きは6.5cm	ずぶ濡れの傘を入れたら水があふれそうだが、逆に手入れはしやすい
アングル導入前の玄関の状態	アングルを置いてみた。色が周りとピッタリ
傘が壁沿いに整列。靴箱のドアも開けやすい！

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