コレクター心をくすぐる、LAMYサファリ30周年記念の日本限定モデル
筆者は、LAMYのサファリ万年筆を日常使いの万年筆として何本も使っている。購入の一番大きな理由は、低価格であることなのは自明だが、それぞれに色の異なるインクを入れてマーカー代わりに使ったりしもている。
LAMYという会社は、コレクター心理をよく理解しており、何本持っていても、また買いたくなるような限定モデルやキッティングモデルをひんぱんに打ち出すマーケティングがうまい。今回、筆者が購入したのは、LAMYサファリ発売30周年を記念し、日本だけで1000セット限定販売される商品だ。
どれも同じLAMYサファリペンだが、それぞれが特別の雰囲気がある。パーツが共通サイズなので、バラして組み合わせて自分だけのカラーモデルも作れる | 一般的な白モデル(下)と30周年記念モデル(上)との違いは赤いクリップとシリアル番号の記載だ |
キットの中心となるサファリ万年筆は日本の国旗である“日の丸”をイメージした赤と白のツートーンカラーモデル。白のボディに赤のクリップが印象的だ。すべてのペンのエンド部分に1000番までの連続シリアル番号が赤メタリックカラーで刻印されて出荷される。筆者の購入したサファリは0197/1000だった。
また今回のキッティングモデルには、LAMYサファリのために特別にデザイン、開発された合皮製の専用ペンケースが付属する。外側はシックなブラック、内部は赤、そして縫い糸は赤というコンビネーションは、LAMYらしいデザインだ。
くさび型をした限定ペンケースは、特別のアイデアが盛り込まれており、付属するLAMYサファリペンだけには、ペンケースのジッパーを開くことなく、クイックに取り出せる便利な場所を提供している。
限定ペンケースのコーナーに外側から鞘にさす感じで収納出来るLAMYサファリペンは、赤いクリップとトップマークの赤丸部分が、赤い糸縫いのケースと綺麗なマッチングを表現する様に考えられている。そしてペンケース内部にもLAMYサファリペンと同じシリアル番号(0197)が刻印されている。
限定ペンケースは小振りながらキャパシティはかなりあり、超太いモンブランスケッチペンをはじめ、リンダウア ボトルペン、LYRAの6B鉛筆、トンボの鉛筆型MONO消しゴムなど4本を収納してもまだ少し余裕がある状態だ。
昨年発売され、既に完売と言われている限定1000セットではあるが、まだまだ根気よく探せば在庫のある小売店もありそうだ。もしLAMYサファリペンに興味のある方なら、ネットや町の文房具屋さんで目と足で探してみるのも楽しいだろう。
赤メタリックのLAMYロゴとシリアル番号は大きなLAMYのエンボスマークの裏側に刻印されている | 30周年モデルのためにデザインされた「くさび型」の合皮専用ケース |
LAMYサファリペンはコーナーから挿入でき、ジッパーを開くことなく取り出せる | 小振りに見えるがキャパシティはけっこう大きくて頼りがいがある |
商品名 | 実売価格 | 購入場所 |
LAMY サファリ 30周年記念 日本限定特別モデル | 7140円 | アトレ恵比寿5階「Smith」 |
2011/3/1 06:00