転居ばかりの人向け？ シャープの手頃な両扉冷蔵庫

　11月末の、家電エコポイントによる駆け込み需要は、特に東京では大手家電量販店への集中がすごかった印象だ。12月になると家電エコポイントは半分となってしまうのだが、それでもまだテレビ、冷蔵庫、エアコンについて、家電エコポイントが付与されることには変わりない。

　筆者も流れに乗ったクチ。今後も住居を転々としそうなライフスタイルの筆者としては、新しい家では置き場所にフィットしない、入らないという心配があるため、あまり大きい家電は買いたくない。そんな「とりあえずどんな家にもフィットし、価格も手頃」という筆者のニーズを満たした冷蔵庫が、シャープの「SJ-WA35S」だ。

　サイズは店員さん曰く「2～3人くらいでの利用がちょうどいい」という345リットル。家電量販店ではどこでも6万円台で販売されており、近い容量の製品と比べてもお得な価格。比較的手頃な価格でも日本製なのは嬉しい。なにより気に入ったポイントは、左右どちらからもドアが開く「どっちもドア」採用であること。日本の間取りは基本的に似たり寄ったりだが、それでも冷蔵庫をキッチンの左端に置く間取りもあれば、右端に置く間取りもある。高さも、高すぎない169cmとあって、この製品にはどんな家に住もうと確実に置けるという安心感がある。

とりあえず左端に設置し、右から扉をあける。ドアのデザインを気にせず置けるのは面倒臭がり屋には便利！

　もうワンランク大きなサイズになると、シャープの白物家電で多く採用されている「プラズマクラスター」をはじめとした機能が搭載され、大容量・多機能となる一方、価格も桁が1つ増えてしまう。前述のようなライフスタイルの筆者としては、SJ-WA35Sでいいでしょう、となる。

　頻繁に転居する人、「エコポイントだし冷蔵庫でも買うか」という駆け込み派の人にお勧めの一品だ。