最新ノートパソコンの使い心地をデスクトップでも
新しくなったThinkPad型のキーボード。タッチパッドがなくなったのがうれしい |
定番ノートパソコンであるThinkPadのキーボードは定評があり、そのキーボードと同型のUSBキーボードも販売されている。筆者も愛用していたひとりであるが、ThinkPadのモデルチェンジごとに搭載されるキーボードの形は少しずつ変わっていくものの、USBキーボードはモデルチェンジされないままの状態が続いていた。
ところがある日、USBキーボードが新型に変わっていたことに気がついてしまった。キーの配置は現行のThinkPadと同じになり、筆者手持ちのThinkPadを追い越して最新型になってしまったのだ。しかも値段が従来型よりも安くなっており、即購入を決めた。
大きく変わった点は、ポインターとタッチパッドの2つのポインティングデバイスを装備していた従来モデルに対して、新型はポインターだけになったこと。Windows 7ではタッチパッドの操作で拡大・縮小や回転させることが流行っているが、そこはクラシカルなノートパソコンのThinkPad。流行に流されず、頑なに必要なものだけを装備した……と考えたのか知らないが、タッチパッドは装備されていない。流行には逆行するが、筆者にとっては、余計なものがなく、欲しかった仕様で出てくれたのでうれしい限り。しかも安い。
モバイルでThinkPadを使い、その使用感そのままに家のデスクトップパソコンが使える。また、小型パソコンの外付けキーボードとして使ってもよいだろう。
価格が下がったので、頻繁には操作しないサーバーや録画用パソコンの臨時キーボードとしても使える。キーボードとマウスに相当するポインティングデバイスが一体化しているため、USBポートがひとつで済み、マウスを動かす場所がなくても使える。
レノボの直販サイトから届き、今まさにこのキーボードでこの原稿を書いている。マウス操作のために、手を大きく移動させることなく、また、マウスの操作すら必要ない便利さを実感しているところだ。
赤いトラックポイント。筆者は、これがあるとうれしい | ポインターとキー近くにあるクリックのボタンのおかげで、手をホームポジションから離さずに使い続けられる |
ミスタッチの多い自分にはうれしいキー形状の変更。Deleteキーが押しやすくなった | ケーブルは裏側にまとめておいて、必要な長さで使える |
ポインターの先端はいつでも交換できる。ThinkPadと同じもののようだ |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
ThinkPad USB トラックポイントキーボード(日本語) | レノボ | 5796円 |
2010/2/18 06:00