手袋をしたまま操作したい人に。iPhone用タッチペン
製品パッケージ。iPhone、iPod touchに対応する |
以前からナゾに思っていたサードパーティ製のiPhone用アクセサリのひとつに、iPhone用タッチペンがある。iPhoneのタッチスクリーンは静電容量方式で、基本的には指先など電気を通す素材で反応するのだが、このタッチペンはiPhoneで動作するアイテムとして販売されている。しかも複数のメーカーが同様の製品をラインナップしていることから、興味津々だったのだ。
そして、たまたま別のタッチ対応製品を試用する際、このナゾのタッチペンを試す機会があったので、実際にiPhoneで使ってみることにした。今回試したのはブライトンネットの製品だが、結論から言うとやや微妙な内容で、タッチしたのに反応しないこともしばしば。なにかコツがあるのかもしれないが、筆者として常に使うには厳しいという結論に達した。指先に比べて細かいボタンをタップするのが得意とはいえ、反応がない割合のほうが高いとなれば、これはむしろストレスの要因になってしまう。
ただ、冬場に手袋をしている時には、非常に便利なツールではないかと感じた。手袋をしている状態では、iPhoneをタッチ操作することはできないが、本製品があれば確実とは言えないまでも、わざわざ手袋を外すことなく寒空の下でiPhoneの操作が行える。長文をバリバリ書くといった用途こそ厳しいものの、例えば地図をスクロールさせたり、メールを起動させて受信ボックスを表示するといった、タッチ回数が少ない用途であれば、十分に使えると感じた。というわけで、現在はコートのポケットに放り込んで持ち歩いている。
ボールペンなどの付加機能はまったくないが、そのぶん気兼ねなく使えるのはメリットといえばメリット。いわば「冬季限定品」という形になってしまったが、屋外でiPhoneを操作する機会が多く、いちいち手袋を外す手間に辟易している人は、解決策のひとつとして検討してみてはいかがだろう。
製品本体。全長は11センチで、ややずっしりとしている | 先端に導電性のある素材を使用しているとのことで、原理そのものは納得がいくが、精度はやや微妙 |
液晶保護フィルムが貼られた状態では反応が鈍くなるとのこと。文字入力の効率化にはあまり役立たない | ストラップホールが付属し、保護ケースなどに取り付けて使える |
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
BI-ISOFTPEN/BK | ブライトンネット | 1480円 |
2010/1/27 06:00