エレコム発、デザイン志向のカードリーダー

「MR-C20PN」500円玉と大きさ比較

　毎年発表されるグッドデザイン賞。筆者は毎年チェックしているが、エレコムのリリースするパソコン周辺機器は去年、9シリーズでグッドデザイン賞を受賞したそうだ。そこで同社のカタログを眺めていたところ、受賞製品以外にもデザイン志向の製品がいろいろあることに気が付いた。その中で、メモリカードリーダーがデザインだけでなく実用面でもイイとあって購入した。

　筆者が購入したエレコムの「MR-C20シリーズ」は、コンパクトなメモリカードリーダーだ。グッドデザイン賞を受賞した角形「MR-C14」の兄弟モデルである。スロットはmicroSDHCカード、xDピクチャーカード、SDHCカード、メモリースティックに対応している。SD/SDHCカードスロットの他にmicroSDカードを変換アダプタなしで直挿しできる一方で、スマートメディアや、コンパクトフラッシュには非対応。メモリカードの同時挿しでの利用は種類により異なり、ダウンロードもできる説明書で解説されている。

　余談だが、カードリーダーでは「多数のメディアに対応！XX in 1！」みたいな宣伝文句がお約束だが、この製品は変換アダプタなしで41種類、変換アダプタを利用すればプラス6種類のメモリカードに対応している。

　この製品の実用面での特徴は、磁石で本体を固定できることにある。例えばオフィスのデスクの側面に磁石で取り付けた上で、メモリカードを抜き挿しできるのだ。デスクの側面を活用できる仕様はありがたい。本体を固定できるので、従来の「片手でカードリーダーを持ち、もう片手でカードを抜き挿し」ではなく、片手だけでカードを抜き挿しできるのも便利。本体とUSBポートをつなぐケーブル長は70cmと十分だ。

　メモリカードリーダーは手が届く場所にあるモノ。見える場所に置かれるモノだけに、デザインに凝ったメーカー製パソコンとのコンビネーションでもMR-C20シリーズはお勧めの一品なのだ。

上2スロットのいずれかと、下2スロットのいずれかのスロットの併用は可能	パソコンの側面にくっつけてみたところ