カバーをめくってケーブルを収納できるマウス
製品本体。ホワイトのほかブラック、ブルー、ピンクなど6色展開 |
ワイヤレスマウス全盛の今日この頃。筆者は現在、ノートパソコンではワイヤレスマウス、デスクトップでは有線マウスと、ふたつの方式のマウスを使い分けている。ケーブルがなく取り回しが簡単なワイヤレスマウスは確かにメリットは大きいが、スリープ状態からの復帰で挙動が怪しくなる低品質な製品を使うくらいであれば、ケーブルが多少わずらわしくても有線マウスを使うほうがよいというのが筆者の考えだ。優先順位でいくと「高品質なワイヤレスマウス>有線マウス>低品質なワイヤレスマウス」ということになる。
さて、今回紹介するエレコムの「M-MK1URシリーズ」は、ケーブルを巻き取ることができる有線タイプのUSB接続型マウスだ。柔らかい樹脂製カバーが側面をぐるりと覆っており、ここをめくった内側にケーブルを巻きつける構造になっている。これにより、通常利用時にケーブルの長さを調整できるのはもちろん、持ち運び時にケーブルを完全に巻き取ってしまえるようになっている。
一般にケーブル巻き取りタイプのマウスといえば、外部にリールが露出していることが多く、操作時にわずらわしく感じられることも少なくない。本製品はワンタッチ巻取りのようなギミックこそ持たないが、リールを引きずりながらマウスを動かす不自由さはなく、見た目も一般的な有線マウスとかわらない。巻き取る長さを自在に調整できることもメリットだ。据え置きでもモバイルでも、どちらの用途でも便利に使えるだろう。
いわゆる3ボタンマウスであり、チルトホイールや拡張ボタンといった特殊な機能は持たないが、左右対称の筐体、前方寄りに配置されたセンサ穴など、ベーシックな使い勝手を重視した製品という感が強い。今回使用したのはホワイトモデルだが、表面は光沢のあるコート加工が施されており、チープさはまったくない。有線マウスにこだわりがあり、その一方でモバイル用有線マウスの巻き取りリールになじめないユーザーに向いた一品だ。ワイヤレスマウスの重さを敬遠している人にもおすすめできる。
ケーブルを展開した状態。樹脂製カバーは利用時にグリップの役目も果たす | 周囲を覆った樹脂製カバーをまくってケーブルを巻きつける |
ケーブルを収納した状態。持ち運びに便利 | USBコネクタは底面のくぼみにはめ込む構造 |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
M-MK1URWH | エレコム | 1980円 |
2009/12/10 06:00