これでもまだまだ小さいと言わせていただきたい「DSi LL」


手に収まるサイズの「DSi LL」

 11月21日に発売された「ニンテンドーDSi LL」について、各所ニュースサイトのレビューやユーザーの口伝えでは、一様に「デカい」という感想が圧倒的なようだ。しかし、個人的にはまだまだ小さいと、あえて言わせていただきたい。

 初代ニンテンドーDSの唯一の不満は、その小ささ、薄さだった。自分の手が人並み以上に大きいせいか、左右端に位置する十字キーやABXYボタンは逆に指が届きにくく、頻繁に手のひらや指がつりそうになったし、実際につった。おまけに画面の小ささが目の疲れ、肩こりを誘発し、それが頭痛へと発展してしまう。その後、DS LiteやDSiが発売されたわけだが、初代よりむしろコンパクトになっていった。これではいろんな意味で頭痛がひどくなる一方である。今回登場した「DSi LL」は、そんな私にうってつけのモデルだったのだ。

 「DSi LL」を手にした第一印象は「思ったよりデ……いや、小さい!」だった。なにしろこの原稿を書いているネットブックのおよそ3分の1しかないのである。電子辞書よりも小さい。手に収まるサイズで、外に持ち運んで遊ぶのも余裕のレベルだ。それなのに液晶画面は大きく、明るく、見やすい。そして、キーの位置は自分の手にジャストフィットしている。

 当然ながら、冒頭の「まだまだ小さい」の意味するところは「十分にコンパクト」であって、ほめ言葉である。片手で持ったときの重さは安定感があり、4色ボールペンのような長く太めの付属スタイラスは大きな手でも扱いやすい。ボディ表面の質感が高いこともあり、全体的に満足度は高く、手の大きさに関係なくおすすめしたい製品だ。

ネットブックの3分の1の大きさ電子辞書より一回り小型
村上春樹の1Q84と比べても断然薄い!

 

製品名製造元購入価格
ニンテンドーDSi LL任天堂2万円

 

 

(hinotomi)

2009/12/2 06:00