本日の一品
Macユーザーが使ってみた「Surface Mouse」
2017年7月19日 06:00
仕事柄Windows搭載のデスクトップパソコンも所有しているのだけれど、原稿執筆にはたいていMacBook Proを使っている。取材のための外出が多いので、やはりノートパソコンが都合が良いのだ。これに組み合わせるマウスとして最近新調したのが、Microsoftの最新“ではない”製品「Surface Mouse」である。
MacBookシリーズのタッチパッドは、他の多くのWindowsノートパソコンと比較しても機能性と操作精度がすこぶる高いので、外付けマウスがなくても仕事に必要なほとんどの作業は問題なくこなせる。けれど、それでもマウスを使ったほうが全体的な効率はわずかながら上がるし、画像編集で細かなポイントを調整したりとか、タッチパッドでスクロールしながらドラッグ＆ドロップするとか、繊細で複合的な操作が必要な場面ではやっぱりマウスがあると便利なのだ。
といっても、みなさんもそうだと思うが、マウスならなんでもオッケーというわけではない。筆者の場合、とにかくワイヤレスで“ちゃんと”使えることと、いわゆる「サステナビリティー」みたいなところがとっても重要だ。
「サステナビリティー」はつまり、サポートがきちんと提供されそうなメーカーを選びたい、ということだ。というのも、筆者がこれまでMacで使っていた他メーカー製のマウスは、専用USBドングルかBluetoothという、2つの接続方法がある製品だった。いちいちドングルを付け外しするのは面倒なのでBluetooth接続で使っていたが、レスポンスが鈍すぎて実用に耐えない。それでもドングルだと問題ないのでがまんして使っていたら、最近になって製造元が破産したというニュース。「このまま使い続けてもいいことはない」と判断した次第である。
そういうわけで購入した「Surface Mouse」。これはMicrosoft製ノートパソコンに「Surface」があることからわかるように、「Surface」ブランドとして販売されている一連の製品群の1つだ。特にSurfaceシリーズ専用ということもなく、通常のBluetooth 4.0/4.1 LEで接続可能な2ボタン＋クリックホイール付きマウスとなっている。
発売日は2016年12月と取り立てて新しいわけではない。実は2017年7月20日には折りたたみ可能な「Surface Arc Mouse」が発売予定だし、今回のSurface Mouseと瓜二つな「Modern Mouse」も（海外で）発売される見込み。なのになぜSurface Mouseなのかというと、対応OSとデザインと信頼性と値段と……いろんな理由がある。
「Surface Arc Mouse」も「Modern Mouse」も、今のところ公式にはWindows 10/8/8.1にしか対応しないことになっているのが一番注意すべき点。Surface Arc Mouseはともかく、ほとんど同じ形状、似たような仕様のModern MouseがMacに対応しない理由はよくわからないが、とにかくSurface MouseならWindowsにもMacにも、AndroidにもWindows Phoneにも対応するから安心だ。Windows Phoneは持っていないけど。
シンプルな形やカラーリングが、自分のスペースグレイのMacBook Proになぜだかぴったしカンカンな気がするのもいい。筆者はもともとWindowsパソコンで、Surface Mouseにちょっとだけ似たデザインの「Designer Bluetooth Mouse」を使っており、Macでもレスポンスよく動作することを確認していたので、（似た形と仕様だから）信頼性や使い勝手の面でも問題なしと判断。マウスとしてはやや高めの部類だけれど、6000円弱という値段もなんとか許容範囲内だった（Surface Arc Mouseの約1万円はさすがにきつい）。
だがしかし、実際に手元に届いたSurface Mouseは想像以上に大ぶりなサイズで、狭いデスクスペースでの使用や持ち運びにはちょっと向かないかも、と思ったり……。1カ月後にはWindows用にしているDesigner Bluetooth Mouseと入れ替えている……なんてことのないように、サラサラした肌触りのカワイイコイツ（Surface Mouse）を使い続けるつもりである。
| 製品名 | 販売元 | 購入価格 |
|---|---|---|
| Surface Mouse | マイクロソフト | 5918円 |
