本日の一品
必須ではないが、あると押したくなるボタン「Amazon Dash Button」
2017年2月23日 06:00
昨年12月に発売された「Amazon Dash Button」。ミネラルウォーターやトイレットペーパー、洗剤など、ストックを切らしたくない日用品などを、ボタンを押すだけで注文できるというアレです。
みなさんは、もう試してみましたか? 筆者は、その使用感を確かめるべく、「サントリー天然水」と「エリエール」のボタンを購入しました。Amazon Dash Button(以下、Dash Button)は、プライム会員だけが購入できる商品で、価格は一律500円。ただし、初回注文時の請求額から500円が差し引かれるので、実質的には0円です。
Dash Buttonは、使い始めるにあたり、初期設定が必要です。まず、スマホに「Amazon ショッピングアプリ」をインストールして起動。その際、スマホが自宅のWi-Fiに接続している必要があります。
アプリのメニューから「アカウントサービス」→「新しい端末をセットアップ」に進み、スマホとボタン端末をBluetoothでペアリング。続いて、Wi-Fiパスワードを設定し、最後に、ワンプッシュで購入する商品を選べば、設定完了です。なお、購入する商品は、後で変更することもできます。
早速注文してみました。「ボタンを押すだけ」という単純な操作ですが、初めて購入する際は、少しドキドキしました。どんなことでも“初体験の感動”ってあるもんなんですね。ボタンを押すと、インジゲーターが白く点滅し、しばらくすると、それが緑色に変わりました。それが注文が完了したという合図です。
Amazonには「1-Click(ワンクリック)」という購入方法がありますが、Dash Buttonは、その操作を独立させて、Wi-Fi経由で自動注文できるようにしたIoT機器と言っていいかもしれません。
注文内容は、すぐにスマホに通知が届くので、間違ってボタンを押してしまった場合は、30分以内で、発送手続きが済んでいない場合はキャンセルできます。間違って複数回押してしまっても心配無用。初期設定では、注文した商品が届くまでは、次の注文ができないようになっています。
もし、まとめ買いをしたい場合は、アプリの購入商品の画面で「重複注文を許可」をオンにすると、ボタンを連打して注文できるようになります。
Dash Buttonには取り外し不可の電池が内蔵されていて、約1000回まで注文できるそうです。毎日同じ商品を注文しても3年近く持つ計算なので、電池切れで困ることはなさそうです。
筆者が注文した「サントリー天然水」も「エリエール」も、ボタンを押した翌日に届きました。東京都世田谷区に住む筆者のところには「お急ぎ便」として届きましたが、注文する時間や場所によっては「当日お急ぎ便」が適用されるようです。
Amazonの商品は、販売価格が変わることもあります。Dash Buttonでの購入には、注文した時点ので最安値が適用されるとのこと。しかし、「タイムセールでまとめ買いしたほうが得だった」「近所のドラッグストアのほうが安かった」ということはあるかもしれません。価格よりも利便性を重視すべきサービスと心得ておくべきです。
Dash Buttonで買えるアイテムは、まださほど多くはありません。スマホからの注文操作と、ボタンを押することを比べて、どれほど時短できるのかというのも微妙なところ。Dash Buttonは、絶対に必要というものではありませんが、巷で話題の「IoT」を先取りしたかのような感覚は味わえます。ただのボタンに過ぎないのですが、ついつい押したくなっちゃうんですよね(笑)。みなさん、買いすぎには注意してくださいね。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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Amazon Dash Button | Amazon.co.jp | 500円 |