磁石でネジをくっつけて紛失を防ぐ「部品吸着ブレスレット」

　パソコンの組み立てや分解を行う際、4本のネジを取り外したはずが気がついたら1本が見当たらなかったり、あるいは複数の種類のネジが混ざって見分けがつかなくなったなどといった経験のある人は、少なからずいることだろう。パソコンに限らず組立式の家具や各種工作でも、これは同様のはずだ。

　今回紹介する「部品吸着ブレスレット」は、腕時計で言うところの時計盤に当たる位置がマグネットになっており、ネジをはじめとする金属部品を吸着しておける製品だ。これがあれば、一時的に取り外したネジや、直近の作業に使う最小限のネジをくっつけておけるので、紛失などを防げるほか、ネジを置くためのスペースがない場所でも作業が容易になる。

盤面のない腕時計のような外観

　同種の製品としては据置型のマグネットトレーがあるが、トレーはそれ自体に置き場所が必要になるほか、狭い場所での作業だとトレーの存在自体が邪魔になったり、下手をするとトレーごとひっくり返してしまいかねない。

傾かせても落ちないのでネジの落下および紛失を防げる

　その点、本製品であれば、バンドで腕に固定できるため置き場所を必要とせず、またトレイのように持ち歩く必要もなく、行く先々で作業を続けられる。実用性にフォーカスした製品で面白みはまったくないが、価格も実売599円とお手頃なので、1つ持っておけば何かにつけ重宝するだろう。

盤面はマグネットになっておりネジを吸着させられる

バンドはプラスチック製

　注意したいのは、本製品を装着したままパソコンのケースの中に手を突っ込むなどしてうっかりマグネット面がパーツに触れると、故障の原因になりかねないこと。電子機器の近くで使う場合は、必要に応じてバンドを180度回転させてマグネット面を内側に向けるなど、気を使ったほうがよいだろう。

見た目はまったくの腕時計だ。もちろん右腕にも装着できる

パッケージは海外品そのまま。国内販売は上海問屋が行っている