てっぱんアプリ!
Android版も名刺スキャンと注釈書き込みが可能になった「Evernote」
(2016/5/20 06:00)
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: Evernote
開発者: Evernote Corporation
価格: 無料(プレミアム会員:4000円/年)
対応OS: iOS 8.1 以降、Android OS
カテゴリ: ビジネス
ダウンロード: iOSAndroid
テキストや画像をクラウド上にメモとして残せる人気アプリ「Evernote」。iOS版ではしばらく前から利用できていた“名刺スキャン”機能と画像に注釈を付ける機能が、この5月のアップデートでAndroid版でも利用できるようになった。今回は、それら2つの機能がどんな風に使えるのかを中心に紹介しよう。
チームプロジェクトにも便利に利用できるクラウドメモアプリ
ご存じの通り、「Evernote」はクラウド上にデータを残せるメモ・ノートアプリ。オンラインかオフラインかにかかわらず、スマートフォン上でテキスト入力したり、撮影した写真を貼り付けたり、手書きしたりしてメモを残し、それに“タグ”付けするか、あるいは“ノート”に分類して整理できる。インターネットに接続していればデータはクラウド上に保管・同期され、いつでもどこでも必要な情報を引き出したり、メモを追加・修正することが可能になっている。
テキスト入力時は色やフォントの大きさなどの書式を変えることができ、メモに添付ファイルを関連づけることも可能。メモにリマインダーを設定して指定時刻に通知する仕組みや、Evernote内で知り合いとダイレクトに連絡が取れる“ワークチャット”という機能もあり、仕事やチームプロジェクトでEvernoteを使う際に便利な機能も備えている。
カメラ撮影で名刺を自動認識。電話帳とも連携可
iOS版に続きAndroid版でも利用が可能になった“名刺スキャン”機能は、本アプリ上からカメラ撮影する際に被写体が名刺であることを自動認識し、そこに記載されている名前、肩書き、電話番号、メールアドレス、住所といった情報を連絡先データとして抽出するもの。
読み取った名刺データは、名刺画像に加えて抽出した連絡先データが整理されて表示され、ボタンをワンタッチするだけでその人のメールアドレス宛のメールを作成したり、電話をかけたりできる。それらの情報をスマートフォンの電話帳に登録することも可能だ。
名刺データは他のメモと同様に、1つの名刺が1つのメモとして保存されるため、別途タグを付けたりノートで分類して管理すると良いだろう。最近では入力を代行してくれる専用の名刺管理アプリもあるが、大事な名刺のデータはあくまでも自分の手で管理したい、という人にはもってこいかもしれない。なお、名刺スキャン機能を利用するにはEvernoteのプレミアム会員に登録している必要がある。
Skitchの注釈挿入機能がEvernoteに統合
画像に注釈を付ける機能についてもAndroid版で実装された。これは従来、画像に矢印やライン、文字などを手早く挿入できる「Skitch」と呼ばれるツールと組み合わせて実現していた機能が、Evernoteアプリに統合されシームレスに利用できるようになったもの。
Evernoteで保管している画像メモの編集画面で、サブメニューから“書き込む”もしくは“注釈”を選ぶことで、Skitchと同様に矢印、ライン、文字などを8色のカラーから選んで簡単に挿入できる。画像の一部にモザイク処理を施すことも可能だ。地図画像に道順や目的地を書き込んだり、仕事の資料画像の気になる箇所をマークしたりと、さまざまな場面で活用できるはず。
なお、こちらもプレミアム会員に登録することで、画像だけでなくPDFにも注釈を書き加えることができるようになる。ビジネスでEvernoteをフル活用しているのならぜひ試しておきたい機能だ。