てっぱんアプリ!

“通信量食い”の犯人は!? 「通信量モニター」で監視&セーブしよう

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: 通信量モニター[パケットモニタ]
開発者: AndCreate
価格: 無料
対応OS: Android 4.0 以上
カテゴリ: ツール

 月々の通信料金を抑えるべく、できるだけ動画を見ない、できるだけWi-Fi時に通信する、というような努力を重ねているユーザーも少なくないのでは? しかし、通信が多くなっている原因がわからず、スマートフォン自体の使用を制限するだけでは不便さが募るだけ。「通信量モニター」で効果的な対策ができないか、調べてみてはどうだろうか。

通信状況を細かく把握できる「通信量モニター」

アプリごとに発生している通信をチェック!

 「通信量モニター」は、端末の通信状況を逐一監視できるツール。モバイルネットワークを介した通信と、Wi-Fiを介した通信の両方について常時記録し、累積のデータ通信量などをグラフィカルに把握できる。

 なかでも月々の通信料金を抑えるのに役立ちそうなのが、アプリごとの通信量を表示する機能だ。インストールしているアプリ個別のデータ通信量を数値とグラフでチェックできるので、どのアプリがどれくらい通信量増に影響しているのか、ひと目で分かる。

 原因となっていそうなアプリが見つかったら、そのアプリの使用を控えたり、ほとんど使っていないのに通信しているようであれば誤動作などのトラブルも考えられるので、アンインストールするといった対策も立てやすい。

アプリごとのモバイル通信、Wi-Fi通信のデータ量を表示できる

時間帯別の統計も表示。通知機能で使いすぎを防げる

 単にアプリごとの通信量を調べるだけなら、最近の端末であればOS標準の機能でもまかなえる。それに対して「通信量モニター」の便利なところは、当日、昨日、直近3日間、先月、今月というように、集計期間を変えて累積通信量を見ていくことができるところだ。

 キャリアによっては月間だけでなく、直近3日間のデータ通信が一定量を超えた時に速度制限が課される場合もあるから、このような細かい集計期間の切り替えが簡単にできるのはありがたいところ。時間帯別の通信量を表示することもできるので、夜間の睡眠中に知らず知らずのうちに通信しているようなことがないか確認するのにも使える。

 これらの集計期間ごとに通信量の上限を設定しておいて、超過した時・しそうな時に通知する機能もある。アプリ画面上では設定した通信量上限に対して実際にどれくらい通信しているのか、サークル状のグラフィックではっきり認識できるようにもなっていて、使いすぎを防ぐしかけがきっちり備えられている。

当日を含まない過去3日間の通信量を表示
今月の通信量を表示
時間帯別のモバイル通信をチェック
こちらは時間帯別のWi-Fi通信。眠っているはずの時間帯でも通信していることがわかる
各集計期間ごとの通信量上限を設定し、通知をオンにしておくと、上限を超過した時・しそうな時に教えてくれる

うまく使えば契約プランの見直しにも!?

 画面の任意の位置に通信状況をリアルタイムで常時オーバーレイ表示する機能も、通信の発生を意識させてくれるのに役立つ。さらに有料課金ユーザー向けには、集計期間ごとの通信量をホーム画面上ですぐに確認できるウィジェット機能を用意。初回利用のユーザーであれば3日間無料で試すことができるので、こちらも要チェックだ。

 どのタイミングで多く通信しているのか、あるいはどのアプリが通信量増の原因になっているのか、正確に把握できれば、有効な対策を打って、普段の使い勝手をできる限り損なうことなくスマートフォンを使いこなせるようになるはず。うまく通信量を抑えることができれば、契約プランを見直して電話代を安くできるかもしれない。

画面右上にオーバーレイ表示したリアルタイムの通信状況。表示位置の変更も可能
ウィジェットをホーム画面に置いておけば、通信しすぎかどうかもすぐに気付ける

日沼諭史