てっぱんアプリ!
新スタイルの記念撮影にも!前後撮影アプリ「Frontback」
(2014/2/21 06:00)
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: Frontback
開発者: Checkthis
価格: 無料
対応OS: iOS 7.0 以降
カテゴリ: 写真/ビデオ
日本ではフィーチャーフォンの時代から、主に若いユーザーの間で“自分撮り”が一般的な撮影スタイルだったが、最近では日本の若年層以外に加え、世界的にも“自分撮り”がはやり始めているらしい。その流行に火を付けたのはiOSアプリ「Frontback」だ。
「Frontback」は、端末のアウトカメラとインカメラの両方で順番に連続撮影し、2枚の写真を上下に並べ1枚画像にして投稿できるSNSアプリ。“前”と“後ろ”のカメラを使うので、「Frontback」というわけだ。
通常の写真撮影では、アウトカメラにしろインカメラにしろ、風景だけを残すか、自分や友達・恋人とのツーショット写真を残すか、いずれかのシーンしか記録できなかった。「Frontback」では、たとえばアウトカメラで風景を撮影し、その時の自分の表情や手前方向の風景などを同時に記録できる。被写体に隠された意味や“コンテキスト”みたいなものを含めて、より印象的な1枚に仕上げられる。
2枚の写真を撮影する間隔は初期設定で5秒あり、アウトカメラのみ、またはインカメラのみでの撮影も可能。前後の写真だけでなく、さまざまな角度で被写体を連続撮影して1枚の画像にできる。できあがった画像はコメントを追加して「Frontback」独自のSNSに投稿し、他のユーザーから“Like”で反応をもらえるほか、FacebookやTwitter、Instagramなどにも投稿できる。
こういった“前後同時撮影”は、最近ではサムスンやLGの標準カメラアプリに“デュアルカメラ”機能として盛り込まれていたりする。「Frontback」のように上下に並べるというよりも、大きな1枚写真の中にテレビ番組の“ワイプ”のような形で合成するような使い方が基本となっているが、考え方としては非常によく似ていると言えるだろう。
スマートフォン以外でも、広い視点、もしくは異なる視点からの撮影写真を1枚の画像にする「RICOH THETA」や「Panono Camera」といった専用カメラの注目度が高い。一度に広く、多くの写真を記録するというのは、カメラの使い方に関する1つの大きな流れとなりつつあるようだ。
これから卒業、入学シーズンを迎えるにあたり、記念撮影することも多くなるはず。そんな時に「Frontback」を使えば、子供の晴れ姿とそれを撮影する親の様子まで記録でき、より感慨深い思い出として記憶に残せるのではないだろうか。