てっぱんアプリ!

面倒な電話は文字で読む~「スマート留守電」で仕事に集中!

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: スマート留守電
開発者: SOURCENEXT CORPORATION
価格: 月額310円~
対応OS: iOS 9.0 以降、Android 4.1 以上
カテゴリ: ビジネス
ダウンロード: iOS Android

 やらなければいけない仕事が多いときに限って、関係のない電話がたびたびかかってきて、対応に時間が取られたりする。緊急の電話なら仕方ないけれど、すぐに対応しなくても良い案件はできるだけ後回しにしたい。そんなときは「スマート留守電」で、留守電メッセージをテキスト化してみてはどうだろうか。

留守電メッセージをテキスト化する「スマート留守電」

転送サービスの設定だけで利用開始

 「スマート留守電」は、留守番電話サービスに相手が吹き込んだ内容を、自動でテキスト化するアプリ。使い始めるにあたっては、まず契約している通信会社の電話の転送サービスを有効化(契約)し、ユーザーごとに割り当てられる「スマート留守電」用の電話番号に電話着信を転送する設定を行う。キャリアごとに具体的な手順をアプリ上で教えてくれるので、間違うことは少ないだろう。

転送サービスについては、ユーザーが契約しているキャリアごとの設定手順を教えてくれる

 必要に応じて、着信してから転送するまでの時間も設定すれば準備完了。あとは電話がかかってくるのを待つだけだ。電話をかけてきた相手が、本アプリの留守電サービスに声を吹き込むと、その内容が解析されてテキスト化、アプリ内の一覧で確認できるようになっている。

設定完了後、留守電メッセージを預かると、すぐに内容がテキスト化されアプリで読める

相手の話した内容がテキスト化。対応を要する電話かどうかをメールで把握できる

 電話で相手がしゃべった内容は、滑舌良く、明瞭に発音していないところは正しく認識されないことがあるが、全体的にどういった話なのか把握できる程度の文章に変換される。電話をすぐにかけ直すか、後回しにするかを判断する用途には、十分役立ってくれるだろう。また、録音された音声もその場で再生できるので、もしテキスト化されたものが意味不明な状態でも、相手の声を実際に聞いて判断可能だ。

 メッセージが吹き込まれた際には、端末にプッシュ通知したり、指定したメールアドレス宛にテキスト送信するよう設定することもできる。仕事に集中したい時は、着信を全てメールなどで受け取るようにして、後でまとめて確認する、といった使い方が便利。海外出張中に国際電話料金の負担を互いに減らしたい場合に利用するのも良さそうだ。

明瞭に発音できていないと思われる箇所は正しく変換されないが、それでも相手の言いたいことはなんとなくわかる
プッシュ通知とメールで、留守電メッセージがあることにすぐに気づける
プッシュ通知では最初の十数文字程度を確認可能
メールでは全文を読める。これを見てすぐにかけ直すか、後回しにするかを判断しよう

 なお、転送サービスを利用する仕組みのため、メール通知などの設定以外はアプリがなくても使用でき、スマートフォンの他にフィーチャーフォンや固定電話でも同サービスを活用できる。セールスの電話や迷惑電話の対策用としてもおすすめだ。