スタパ齋藤の「スタパブログ」

 包丁をよく研いでいるワタクシ。って必要性からなんですけどネ。で、いつも使っている砥石は、SUEHIROの「キッチン両面砥石(中/仕上) SKG-24」です。

 しかし、なんか使い方を間違えていたような!? というのは、使う前に水に浸けて砥石を湿らせるわけですが、浸ける時間が長すぎたのかも? 寝る前に水に浸けて、朝起きて包丁研ぎ、というパターンで使っていました。

 そんなふうに浸けても、しっかり研げることは研げるんですが、どうも砥石がかなりハイペースで減っていく感じでした。砥石って使い続けると表面の平滑さが失われて、ビミョーに斜め~緩い波状になったりしますが、あの状態がすぐキちゃうんです。そこで調べたら「水に浸け過ぎはダメ」的な情報を得ました。それと、この砥石、砥面の平面出しを過去に2回行っているので、そろそろ買い換えどきかも、です。

 じゃあ次に買う砥石は水に浸けすぎないようにしよう!! とか思いつつネットを物色していたら、シャプトンの「刃の黒幕」シリーズ砥石を発見しました。人気の砥石らしいです。

 情報をザッと集めてみたところ、「刃の黒幕」シリーズは「高い研磨力」が人気であるほか、「長時間水に浸けておく必要がなく」「変形しにくく」「長持ち」するとのこと。というわけで、けっこー高価ですが、永く使えそうに思いましたので購入しました。

 購入したのは、「オレンジ 中砥 #1000」「グリーン 中砥 #2000」「メロン 仕上砥 #8000」です。ワタクシの場合、定期的に研いでいるので、あまり粗い番手は要らないかな、と。お値段は、それぞれ、3451円、3019円、4997円でした。ちなみに、数字の低いほうから順に研いでいきます。

 早速使い始めましたが、これまで使っていたいくつかの砥石の印象からすると、「刃の黒幕」シリーズは「研げている手応え」がいちばん大きい感じです。研いでいると抵抗感がけっこー変わって、「現在、研ぎつつある」「刃が平滑になった」ということが何となく手に伝わります。また、カエリ(包丁を研いでいると反対側に出る反り返り)も明確に出て、これをスイッと除去できます。

 包丁研ぎの指南関連情報を読んでいると、いくつかポイントがあったりします。しかし実際に研いでみると、「ホントはこうらしいけど……」という曖昧でよくわからない部分がありました。でも「刃の黒幕」シリーズを使い始めたら、「あっコレのことか~」とよくわかるようになりました。

 ……って、新品の「刃の黒幕」シリーズだからかもしれません。これまで使っていたのはけっこーくたびれた砥石だったからかも。

 あと、「刃の黒幕」シリーズは上記の研ぎ味に加え、長時間水に浸ける必要がないというのがイイ感じです。5分程度浸ければいいそうですが、ワタクシは独断で水を砥石表面にたっぷり塗ってそのまま研ぎ始めて、研いでいる途中に適当に水を補給して使っています。でも無問題で包丁をしっかり研げており、砥石側にも問題は出ていないようです。

SUEHIROの「キッチン両面砥石(中/仕上) SKG-24」。これひとつで包丁を研ぎ上げられる便利な砥石です。水に浸け過ぎはダメなのかもしれません。
シャプトンの「刃の黒幕」シリーズ。わりと高級品。ちゃんと使えば包丁を気持ちよくキレッキレにできます。しかし「黒幕」ってスゴいっすね。
うかちゃんは砥石が浸かっている水を飲むのが好き。ぼぼぼ、ぼくもあの水が好きだけど最近あまりないからシーバください。ニャ。ニャ。的な。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。