スタパ齋藤の「スタパブログ」

 釣具店の店頭で軽くショックを受けたワタクシ。DAIWAの「テンカラ RT」という釣り竿を見つけたからです。いわゆる「テンカラロッド」で2015年モデルだそうです。テンカラは、竿に糸を結んで、その先に毛鉤を結んで釣る「非常にシンプルな毛針釣り」です。「テンカラ RT」は、その釣り方専用の釣り竿です。

 最初のショックは、「テンカラ RT」シリーズ4本の長さです。具体的には長さ違いで4ラインナップがあるわけですが、長い方から3.61m、3.30m、2.98m、2.66mとなっています。このうち2.66m(テンカラ RT 27)が軽く衝撃的でした。

 というのは、普通一般のテンカラロッドって、だいたい3.3m以上の長さだったりします。ごく一部のブランドからは3m以下の長さのものも発売されていましたが、DAIWAからイキナリ約2.7mの「かなり短いテンカラロッド」が出るとは……。

 つまり大手メーカーも「なんかユーザーさん短いテンカラロッド欲しいみたいですね」と認識したのかも、です。実際、3.3mくらいのテンカラロッドを使っていても、「この場所だと長いなあ、もっと短いのがいいかも」と思うことがけっこーあったりして。まあ人それぞれですが、ワタクシの場合は「3.3mくらいのと、それより40~50cm短いのを、2本持っていきたい」とか思いがちでした。

 もうひとつ、仕舞い寸法とロッドのカラー。4本とも短くした状態で41cmなので、バックパックに収まる長さですな。また、カラーは銀~白~黒のモノトーン。クセがなくて良い色だと感じます。

 ちなみにこのシリーズ、値段もわりと廉価で、27(2.66m)と33(3.30m)の2本を買っても1万8000円くらいで収まります。……思わず2本買ってみたい!! とか思ったり。いやでもどうせなら約30cm刻みで4本とも……とか思ったり思わなかったり。

 ところで「テンカラ RT」の「RT」って何? 「レベルライン&テーパーライン」の略だそうです。テンカラ釣りで使われる主だった2種類の糸に対応している、というイメージですな。

 テンカラ楽しいっスよ。フライフィッシングより汎用性に欠ける感じがする毛針釣りスタイルですが、物凄く軽快&テンポ良く釣っていけるし、道具僅少でOKな身軽さもイイです。あとワタクシ的には、たぶんフライフィッシングより「毛鉤を投げるのが簡単」ではないかな、と。竿と糸2種類と毛鉤があればできるあたり、安価に始められるところもイイと思います。

DAIWAの「テンカラ RT」。長さ違いで「27」「30」「33」「36」の4本がラインナップされています。どれも仕舞い寸法41cmでメーカー希望本体価格が1万円以下。
クルクル回らないソリッド穂先、とくに味はないソフトグリップなど、高級感はあまりありません。が、クセがない今時的なデザインがわりと好印象かも、です。
うかちゃんは毛鉤の毛の切れ端をニャめちゃうの。ぼくも毛の切れ端をニャめるけどそれよりも猫缶とササミとドリーミーズとシーバが好き。ニャ。ニャ。的な。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。