英語で取材

2008年2月27日 11:00

東京オートサロン2008会場。熱気&活気においてはモーターショーを上回るとも言われている。プレスデーなのに凄い人出であった。

 もう1カ月半くらい前の話なんですけど、東京オートサロン2008へ取材に行ってきた。そこでもらった携帯電話ディスプレイ拭き拭きグッズ。これを見るたび、英語での取材のコトを思い出す俺なのであった。

 いや、拙者が英語で取材したんじゃナイんすよ。取材中の拙者が、英語で取材されたのであり、これが苦い思い出なのだ。

 ナンかオモシロいモンはナイかな~と、各ブースを取材して回っていた。で、ハンコックというタイヤメーカーにオレンジ色のタイヤが置いてあったので見ていた。すると、ヨン様似の男性がマイク持って近づいてきて「英語話せますか?」と(英語で)話しかけてきた。ので、「ちょっとなら」と(英語で)答えたら……。

 なんか業務用ビデオカメラ持った人が寄ってきて、さらにハンコック社員と思わしきチェ・ジウ似の女性も寄ってきて、口々に英語で何か訊いてくるのであった。なんか「弊社の印象はどうか」とか「ハンコックのタイヤについてどう思うか」とかおっしゃっているもよう。

 ……すすす、すいません!! 印象も何も、きょきょきょ、興味ナシです!! とか思っちゃったのだが、相手は非常に熱心なので、そうは答えずに、「このオレンジ色のタイヤは売り物ですか」とか聞いたりした。

 ら、単にペイントしてあるだけでホントは黒いんだ、と。黄色のタイヤはないんダ、と。でもオレンジはハンコックのコーポレートカラーに使われている、と。これを見てどう思うかね、と。このブースをどう思うか、と。製品はどうか、と。ハンコックをどう思うのか、等々、質問の100倍……とまでは行かないけど10倍返し状態であって、このあたりで拙者はヘロヘロに。

 だって~取材に~来たのに~マイクと~カメラと~ヨン様と~ジウ様に~韓流英語で~迫られたら~、拙者の英会話能力崩壊っス。第一ぃ~、ハンコックの印象って言われてもぉ~、突飛な色のタイヤにプチ興味そそられただけでぇ~、その時点ではハンコックのハの字も知らない俺ってゅ~かぁ~、「英語話せますか」に対する「ちょっとなら」というのは道順説明程度までの“ちょっと”っていうかぁ~。


 結果、黒に黄色で新鮮な感じがするとか力強いとかってコトを、ほとんど単語レベルで答え、疲れ果て、ヘコんだりしていたら、お礼にどうぞとこの拭き拭きグッズを貰ったのであった。あれだけ疲れさせてコレかよ……でも疲れたのは拙者の力不足ゆえ、と思ったらさらにヘコんだ拙者である。

 以後、この拭き拭きグッズを見ると、マトモな英会話ができないと寂しいナとか思うようになった俺ですけど、英語の勉強とか全然せずにナンプレばっかりやってたりするゾ!!

 でも、日本で行なわれたショーなのに、なんで英語で取材してたんだろーか? ハンコック・ジャパンのブースだったから、日本語しゃべれる人絶対居たよな~。……あるいは、やっぱ、拙者、日本人に見えないのかッ!?

こーんなクルマも。見ているだけでも楽しい&驚けたりするので、来年はゼヒ!!こちらは見ているだけで(拙者が)ヘコむケータイ画面拭き拭きグッズ by HANKOOK。


英語より猫語のほーが得意かもしんない俺(凹)。