ちょいと気になるBOSEの新型スピーカー

2006年10月17日 09:00

 BOSEから新型スピーカーが出るヨとのニュース。発売されるのは2機種で、Companion 5Companion 2 Series IIのようだ。

 Companion 2 Series IIのほうは、フツー的な2chのアクティブ(アンプ内蔵)スピーカーで、ステレオの入力系統がアナログ2系統(RCAピン)となっている。何となくMediaMate IIに近いスピーカーだが、各チャンネルのミキシング機能はナイっぽい。ま、なくても、そーんなに大きな支障はないと思うけど。

 MediaMate IIを使ってたんスけど、あのスピーカー、コストパフォーマンスが高い感じ。比較的に豊かな低音が出たりして、音楽を気楽に聴いたりするのにも向くが、ゲームによく向いた感じ。わりあい小さいが、かなり迫力のある音が出る。Companion 2 Series IIも、そういう方向なんだろうか? 何となく試聴してみたい気分。

 さらに気になるのはCompanion 5。内容的には4.1chのバーチャルなサラウンドスピーカーだが、ベースモジュール以外はけっこー小さそうだ。パソコンとUSB接続できる点も良さそう。それと、円形のコントロールユニット。これが非常に便利だと思われる。

 てゅーか現在拙者はCompanion 3使ってるんスけど、これがナカナカのモノ。過激な低音が出たりする(当然低音の量は調整可能で抑えることも可能)点で知られる製品だが、拙者的には机上にコンパクトなスピーカーを置くだけで十分良い音で聴けることと、コントロールポッドと呼ばれる(Companion 5と同様と思われる)丸形コントロールユニットがスゲく好き。

 コントロールポッドなんですけどネ、この記事の最後のほーにも書いてますけど、ボリューム調整ができ外部入力端子もあるという操作部である。上部をタッチするとミュート・ミュート解除ができ、ボリューム調整は丸い部分をスイッと回すことで行える。机上での座りもよく、外見もサラリと静か。使いやすく好印象な操作部だが、(Companion 3のコントロールポッドの場合は)別売品と合体させると、入力端子を増やせるっちゅーのがイケてる。

 コントロールポッドと、たぶん同じ制御部を持ち、さらにパソコンとUSB接続(アナログノイズが混入しにくい)という点で、新型のCompanion 5が気になり中の俺なのであった。

 ところでCompanion 3、DTM(って言い方はもう古いか!?)で使うにはちょっとビミョーかもしれない。特に低音がよく出る製品なので、このスピーカーで音楽を作っていくと、別の環境で聴いた時にずいぶん出音の印象が違ってくるのだ。あちゃ~、なんか低音が弱いかも!? みたいな違和感が生じたりして。

 てなわけで拙者は、DTM時にはM3を使っております。これもちょっと強めの低音が出て、別の環境での出音に小さな違和感があったりもする。が、比較的に低音も高音もバランス良く出るし、例えばヤマハの定番モニタースピーカーと比べても「あちゃ~!?」というほどの違和感はない。ま、本格的にDTMするなら、最初から多くのユーザーやスタジオなんかで使われまくりの定番スピーカーから音出してたほーがイイと思うんですけどネ。でも、M3は超小さい点がグレイト。音楽機材で雑多となる机上に置いても邪魔にならないし、低音も高音も良く出るので、ユーザービリティに優れると感じている。

Companion 3の左右スピーカー部。非常にコンパクトであるCompanion 3のサブウーファー兼アンプ部。ミニキューブPCほどの大きさがあるので、拙者は机の下に吊り下げて使用中

Companion 3のコントロールポッド。黒いリングがボリューム調整で、上部の銀色の円盤部分に触れるとミュートON・OFF。手前にはイヤホン端子や外部入力端子が見える。シンプルな構造だが、な~んかヒジョーに便利なのであったBOSE M3。スゲくコンパクトだが音がイイ。ACアダプタ接続時ならけっこーな大音量も出たりする。ノートパソコン+USBオーディオインターフェイス+M3が、現在の拙者の音楽作成ハードウェア環境である