デジタルな魚釣り道具

2006年8月9日 09:00

シマノANTARES DC。最新のデジタルコントロールブレーキングシステムを搭載したハイテクな感じのリールなのだ。でも高~い
 釣りとかする俺なんですけど、釣具のリール部分に関してはシマノ製品を多用中である。

 精密機器メーカーとして知る人ぞ知りつつ世界的企業とも言えるシマノだが、リールの分野でも先進的なコトをやっている。また、リール自体の作りも非常に良いので、俺などは思わずウッと買わされてしまうクチである。が、買って良かったァとそのリールを使った後に思ったりもする。

 なぜ、このよーなトコロで釣具の話を始めたかと言うと、シマノがまたデジタルなリールを出したのだ(ちょっと前だけど)。あ、リールというのは、投げ釣り等で、糸を巻いておく部分ですな。で、出たのはバス~ソルト用のリールだが、デジタル制御でリールから糸へかかる抵抗をコントロールするもの、ANTARES DCというリールだ。で、コレを買ってみた。

 実は、このANTARES DCというリールの前にも、デジタル制御のリールを買った(ページの下のほーです)。これもシマノ製で、CALCUTTA CONQUEST DCというリールだ。

 んで、ですね、このCALCUTTA CONQUEST DCがですね、ヒジョーに良かったわけですよ。2004年に購入・使用開始したが、後、その良さにハマり、徐々に古いリールを売りに出し、手持ちのリールを少しずつCALCUTTA CONQUEST DC化していった。

 DCとは、デジタルコンピュータじゃなくてデジタルコントロールの略だが、手持ちのリールをDC化するにあたり、非DCのリールにも捨てがたい(売り払いがたい)ものがあった。これもまたシマノであり、ANTARESというリール(の古いモデル)だが、DCにはない使いやすさがあった。そういう意味ではCALCUTTA CONQUEST(の古いモデル)やCALCUTTA(の古いモデル)もそうだ。

 前述のCALCUTTA CONQUEST DCは、↑に書いたCALCUTTA CONQUESTやCALCUTTAのデジタル版という感じ。使い勝手はやや違うが、デジタル版が出たってコトであり、使い心地が良かったので、容易に乗り換えられた。が、やはり↑に書いたANTARESは、なかなかDCのモデルが出てこなかった。けれど、出てきた。それがANTARES DCという最新のデジタルコントロールリールだ。

 どこがどう“デジタル”で、どのように“良い”のかは、シマノの製品紹介ページに書かれているようでイマイチよくわからない。が、要は、リール内部にあるチップが、糸巻き部等の回転速度変化を計測しつつ、これに合わせた抵抗を発生させ、より遠くにルアーを投げられたり、あるいは糸がグジャッと絡まったりしないように制御しているとのこと。つまりリール内部で演算および電気的制御が行われているが、電力はリール自身が発電しているってトコロもイカス。最初にルアーを投げるときに、(ルアーにより糸が引き出される力を使って)発電してるんだそうで。

 かなりハイテクなリールってわけだが、その最新型であるANTARES DCの使い心地と言えば!! これがもー、えーと、まだ使ってません買ったばっかりです。あー釣りに行きてぇッ!!

 でもCALCUTTA CONQUEST DCは非常に良い(というより拙者の使い方に超マッチしている)ので、たぶんきっと、このANTARES DCも良いに違いないであろ~。

 ちなみに、ANTARES(アンタレス)はさそり座(スコーピオ)の赤色超巨星のα星で、CALCUTTA(カルカッタ)はインドの西ベンガル州の州都(その昔はイギリス領インドの首都)で、CONQUEST(コンクエスト)は征服の意味、と書いてあった。釣具なのに“○○丸”とか“△△王”とか“□□師”とかいう名を付けて荒海鉢巻感を出さないのは、釣りのジャンルが輸入物だからだろうか?

元祖デジタルコントロールリールことCALCUTTA CONQUEST DC。ルアーが良く飛ぶし、向かい風でもバックラッシュしにくいという有り難いハイテクリールだ。これもやっぱり高~いシマノScorpion ANTARES。ANTARES DCの先祖(!?)でもある非電子的リール。だが、リールとしての性能は非常に高い。ついでに値段も高かった

シマノCALCUTTA。高性能だしカッコイイ!! ということで愛用した。が、現在は持っておりません。やや高価であったが、使い込む気にさせるリールだったCALCUTTAの上位機種てな感じで出てきたシマノCALCUTTA CONQUEST。CALCUTTAよりも使いやすい部分が多かったりしたが、これも高かった。ていうかシマノのこの系統のリールって全部高くて、買うのにかなりの決心が要る

シマノANTARES DCのカバーを開いたところ。カバーを開かなくても調整できるダイヤル(8段階)と、カバー内のダイヤル(4パターン)で、合計(8×4で)32種類のブレーキコントロールパターンを設定できるシマノ製リールらしく、細部の作りもヒッジョーに良い。長い間、光沢や高品位な質感が維持されるあたり、なんかこう、シマノ製の自転車用パーツに通じるところがありますな