みんなのケータイ

BookLive!アプリ

 NTTドコモが電子書籍のトライアルサービスを実施した2010年10月から5年。紙の本を置き換えるとまでは言わないものの、電子書籍も大きく普及し、筆者も最近ではできるだけ本は紙ではなく電子書籍で買うようになりました。

 いくつもの電子書籍が乱立する中で、筆者のお気に入りは「BookLive!」。電子書籍と言えばAmazon.co.jpのKindleを使っている人も多いと思いますが、ことコミックにおいてはBookLive!の「続きを読む」仕様が非常に便利なのです。

 例えばコミックを1冊読み終わって続きを読みたい時。Kindleの場合はコミックをいったん終了し、次のコミックを目視で探して再度タップして開く、という作業が必要なのですが、BookLive!は1冊読み終わると「続きを読む」が表示され、アプリ画面に戻ることなく次の巻を開くことができます。コミックにどっぷりのめり込んでいるときに余計な操作が発生するとせっかくのテンションも下がってしまいがちですが、BookLive!ならダウンロード済みのコミックであれば次々に開いていけるのが嬉しい。

コミックの最後でさらにページをめくると……
右上の「続きを読む」ですぐに続巻が読める

 電子コミックの管理方法も親切で、シリーズは自動的にまとめて1つに管理されるため、目的のコミックを探しやすい。さらに新刊や未購入の巻まで同じシリーズとして自動的に表示されるため、ついつい続きが気になって買ってしまうという恐ろしい仕様でもあります。

未購入の巻まで一覧に表示

 ダウンロードも非常に早く、移動中でも電波の状況がさほど悪くなければコミック1冊を1分かからずにダウンロードできます。先日Kindleを使って珍しくコミックを買ってみたところ、10分以上経ってもコミックがダウンロードされないのに驚きました。環境などの差もあるのかもしれませんが、たまにKindleを使うとやはりダウンロード速度はかなり重たいように感じます。

 コミックは電子派、には至れり尽くせりのBookLive!なのですが、ヘビーユーザーにちょっと哀しいのが登録できる端末が最大5台かつ端末の入れ替えは年内に10回までと制限されていること。ライターという職業上、スマートフォンやタブレットはちょこちょこ入れ替えているのですが、その際にBookLive!まで入れ替えているとあっという間に制限に達してしまい、元の端末に戻すこともできなくなってしまう。最大5台という制限は十分なのですが、せめて入れ替える回数はなんとか緩和して欲しいなと思う次第です。まあ、スマートフォンは1台だけ、という一般の方であればまったく問題ない回数ではあるのですが……。