みんなのケータイ

 CESでたくさんの製品が展示されているのを見て以来、スマートフォンと連携する小さな健康機器が面白そうだと感じていました。知り合いのライターさんが使っていることを知り、自分もぜひ何か使ってみたいと思っていたら、ソフトバンクBBがワイヤレス活動量計「fitbit」シリーズの販売を開始してくれました。コレ幸いと、睡眠パターンも計測できる「fitbit one」を入手しました。

 fitbit oneは、Bluetoothを利用してスマートフォンやパソコンとつながる活動量計です。クリップ付きのケースに本体を入れて、洋服や下着にはさんだり、そのままポケットに入れたりして持ち歩くと、活動量が記録されていきます。本体は親指くらいの大きさで、ボタンを押すとディスプレイに歩数や時刻、歩いた距離、登った階数、消費カロリーなどが表示されます。付属のリストバンドに本体を入れて手首に巻いて寝ると、睡眠サイクルも記録できます。

本体はとても小さくて軽く、持ち歩いているのを忘れてしまうほど。防滴対応なので、水泳には使えませんが、汗くらいは問題ないようです
付属のクリップカバーに入れて、洋服や下着などにはさんで使います
寝るときに使うリストバンドも付属。睡眠サイクルを記録する場合は本体のボタンを長押ししてモードを変更します。アラームを設定するとバイブで起こしてくれます
バッテリーは内蔵されていて、専用の充電ケーブルで充電します

 最初にパソコンで設定します。同梱のUSBハードウェアキーをパソコンのUSBポートに差し込み、fitbitのサイトにアクセスしてアカウント登録やソフトのインストールを行い、fitbit本体と同期させます。サイトはほとんどのページが日本語対応されていて、悩むことはありません。サイト上では食事内容の登録もでき、ダイエットに役立てることができます。また、スマートフォンのアプリも提供されていて、これを使えば蓄積したデータの同期や食事の登録がいつでもできますし、目標に対してどこまで達成できているかがすぐに分かります。でも、基本的には、ただ持ち歩くだけです。一度はさんでしまえば、持っていることも忘れてしまうほど気になりません。

 なお、アプリはiPhone用とAndroid用が用意されていて、GALAXY S IIIでも使えるということになっているのですが、ドコモ版のGALAXY S IIIではまだ利用できないようでダウンロードできませんでした。また、食事の記録はできるのですが、食品データベースに日本語のデータが用意されていないので、日本語で入力したいなら名称もカロリーも自分で調べて登録しなくてはいけないのが面倒なところです。

アプリでいつでもデータを同期でき、歩数や消費カロリーなどの目標値と達成度が一目で分かります。ただ、こんなに階段を登ってはいないはずなのですが……
英語で入力すると、使えそうな食品データが結構ありました

 けれど、fitbitを使うことになって運動しなくちゃという意識が高まり、2カ月もサボっていたジョギングを再開できました。どこまで続けられるかわかりませんが、しばらくがんばってみます。