【AQUOS PHONE SERIE ISW16SH】

個人的に手書き入力ブーム再燃

2012年11月14日 06:00
(湯野康隆)
「Note Anytime」(iPad版)

 iPad向けに登場した「Note Anytime」という手書きノートアプリの出来栄えが素晴らしいので、個人的に手書き入力ブームが再燃している。

 筆者の場合、文書の校正作業が日課になっているのだが、取材や出張でオフィスにいないことも多く、オンラインストレージサービスとAdobe Readerなんかを組み合わせてスマートフォン上で校正を行うこともしばしばある。従来、iPadでは「GoodReader for iPad」を使うことが多かったが、至る所で小回りがきくNote Anytimeが登場してからは完全に後者に乗り換えた。

 元々、GALAXY NoteなどでMetaMoJi製のアプリ「7notes」を使うことに慣れていたこともあり、校正作業以外では、手書きで取材メモを取ることも多い。現時点においては、Note Anytimeが使えるのはiPadとWindows 8のみとなっており、Android版の登場が待たれるところだ。

ISW16SHプリセットの「即メモ」ウィジェット内で手書き認識機能を利用

 で、話を普段使いしているISW16SHに戻すと、実は、こちらにも手書き文字認識機能が搭載されている。実は、7notesやNote Anytimeで使用される手書き変換システムの「mazec」の文字認識部分には、フランスのVision Objects社のエンジンが使われているが、ISW16SHでもVision Objects社のエンジンが使われている。このため、7notesやNote Anytimeで利用できる「後から変換」には対応していないものの、漢字と仮名がまじった「交ぜ書き」にも対応しているし、都度変換についてはかなりの精度で行えるのだ。

 まあ、フリック入力の方が片手でも行えるし、手書きするより早い場面も結構あるのだが、古くて新しい手書き入力の面白さと可能性を感じずにはいられないのだ。