そろそろ気になるPureView後継機
Nokia 808 PureViewを購入してからは主にカメラ端末として活用してきた。もちろん本製品はSymbian Belle OSを搭載したスマートフォンであり、アプリを入れるなどしてスマートフォンとして使うことができる。だが昨今のSymbianを取り巻く環境は厳しく、アプリの選択肢はあまり多くない。そんな中にあってFacebookやTwitter、WhatsAppなど主要なソーシャルサービスのアプリが出ているのは大変ありがたいのだが、最近の筆者はPureViewで写真を撮影して加工、それを他のスマートフォンに転送してそちらで利用することが増えてきた。やはりソーシャルサービスの利用は細かいところに手の届くアプリを使うほうが便利であり、その点はどうしてもSymbia端末はAndroidやiOSにはかなわない。
もちろん他のスマートフォンで写真撮影を行ってそのままアップしたほうが手軽なのだろうが、やはり808 PureViewの高画質なカメラに慣れてしまうと他端末での写真撮影には不満が出てしまう。また808 PureViewは確かに対応アプリの数は少ないものの、カメラ周りは標準の機能でかなり凝ったことができるため、別途カメラアプリが必要と感じることも無い。撮影後の写真の加工も指先一本でグラフィカルな操作が可能で「最高画質で撮影→色の調整→トリミング→サイズ調整」といった一連の手順もスムーズ。そのため加工が終わってからBluetoothで他の端末に送信、そこからFacebookなどにアップロードするのも意外と苦にはならない。
PureViewの写真加工は非常に簡単 | 他スマートフォンとの写真連携も苦にならない |
とはいえ、どうせならば808 PureViewで撮影した高画質な写真をそのまま活用したいところだ。NokiaはSymbian端末の開発はすでに停止しており808 PureViewの直接的な後継機が出ることは考えらにくい。だがWindows Phone 8の最上位モデル、Lumia 920には同じPureView技術を採用したカメラが搭載されるという。画素数こそ808 PureViewには及ばないものの、暗闇やコントラスト差の激しいシーンでも自然な色合いで写真撮影ができるPureView技術を採用していることに変わりは無い。Lumia 920が発売されたならすぐに入手して、808 PureViewとのカメラ性能の差も比較してみたいものだ。