iPhone 3Gってズルいっ!
2008年8月25日 11:00(石川温)
7月11日からのお祭り騒ぎから1カ月半。自分は7月15日に購入し、さらに去年、購入した初代iPhoneをハワイに機種変更にしに行ったりと(でも失敗)、iPhone 3Gに振り回されっぱなしの33歳の夏を過ごしております。
それにしてもこのiPhone 3Gって、とってもズルい。日本語入力がもたついたり、Safariが突然落ちたりと「これって、ケータイの品質としてはどうなの?」と首をかしげることがあっても、次のバージョンアップで直っちゃう可能性があるので、本気で怒るに怒れない。「こんなケータイ、買うべきではない」と記事に書こうと思っても、「でも、バージョンアップされると直っちゃう可能性もあるぞ」と最後に締めの言葉を書かなくてはいけないんですもの。
絵文字だって、将来は絵文字対応メーラーが出てもおかしくないわけだし、「いま足りない機能」が「アプリで対応」しちゃうことを考えると、一刀両断して「ダメケータイ」の烙印を押せないわけですな。
さらに「アップルもズルいっ!」。
すでに2回のバージョンアップが行われ、8月19日現在、2.0.2が最新版なわけだが、アップルは一向にどんな改善がされているかをはっきり発表してくれない。2.0.2も「不具合の修正」と一言で終了。でも、それでみんな納得。
これがNTTドコモやauだったら、事細かに発表しないと納得しないで、すぐに電話で問い合わせる某編集部やライターがわんさかいるのに、アップルだとなんだかそれで許されてしまう。
うーん。恐るべしアップル&iPhone 3G。
というわけで、世界一ズルくてかわいいケータイを使っていこうと思います。