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実質0円、さらに割引あり! お得なdtab CompactをいつものSIMで使う

【dtab Compact d-01J】

dtab Compact d-01Jの一式。本体と取説以外はスタンドとSIMを取り出すピンのみ。筆者は既存のSIMを使ったが、通常はeSIMも付いてくる

 先日ドコモショップで契約回線の見直しをしていると、筆者のSIMの1つがデータプランのSIMであることに店員さんが気付いた。そして聞き逃せないことを仰る。「dtabが今なら0円ですよ」と。キャリアのスマホやタブレットで実質0円の機種はめっきり少なくなってしまったが、dtab Compactは貴重な実質0円なのである。

 5月の発売時の本誌の記事では実質2万円台半ばだったのがもう0円なのだから、ずいぶんと早くに値下がりしたものだ。

 だが、よくよく聞いていると、筆者の場合それ以上に得だった。端末購入サポートの割引だけで実質0円になり、それに加え月々サポートの割引もあるのだ(総額-3万2400円/月-1350円)。つまり実質0円よりも得な“実質3万2400円引き”。端末価格以上の割引が適用されるなんてずいぶん久しぶりだ。

 ただし、これは筆者の場合で(契約内容の変更やドコモ光と契約するなど一度に多くの見直しをした)、一般的な新規契約や機種変更は違う。

 ドコモオンラインショップを参考にすると、執筆時点で端末購入サポートの割引だけでは実質1万368円、これに月々サポートが-3万2400円加わり、“実質2万2032円引き”だ。それでも端末価格以上の割引だから、ドコモの他のスマホやタブレットよりもお得だろう。

 「端末購入サポート」は12カ月の継続契約が条件となるが、解約する気の無い回線であればデメリットは無し。料金だけを見ればかなり魅力である。

iPhoneで使っていたデータ契約のnanoSIMをdtab Compactに装着。このSIM、前回のGRAND Mをはじめ各種格安スマホにも挿したりと、iPhoneよりもAndroidに挿している時間のほうが長い……

 ではdtab Compactのスペックは? 8.4インチの2Kディスプレイに、指紋認証を搭載、さらにはeSIM(ネットワーク経由で電話番号・契約者情報を変えられるSIM)初採用で話題になった。

 ん? ということはeSIMに換えるの? だったら面倒かな? と思っていると、店員さんによれば今までのSIMをそのままdtab CompactとiPhone(で使っていたデータSIMである)、両方で差し替えて使えるとのこと。

請求料金の内訳を見ると、iPhoneのデータプランのまま(一番上)だが、dtab Compactの月々サポートが適用(一番下)されていた

 なんだか勝手にdtab CompactはeSIM専用機と思い込んでいたが、そんなことはないのだ。筆者の場合、契約回線が変わるわけでも、回線が新たに増えるわけでも無いのに、dtab Compactが0円になったうえ(登録手数料2160円は必要)、割引も増えるというありがたいことに。

 もっとも、タブレットだから通話が一応できないし、CA非対応、防水やハイレゾも非対応、思ったよりもサクサク動かないし……と足りないところはある。が、実質0円&月々サポートでぜーんぶ許せる。単純にドコモの安い端末を探している、という方がいたらdtab Compactかなりオススメです。