みんなのケータイ
Nokiaの端末をMWC上海2017で見た! 街中にはさっそくアレも登場
2017年7月5日 06:00
今年も6月28日から上海でMWC上海2017が開催された。中国3キャリアが出展したほか、ネットワークベンダーは5G関係の技術をデモ。また、中国ローカルメーカーのスマートフォンの展示も目立っていた。その中でも注目だったのがNokia。5Gの最新技術のデモや展示はクローズドエリア内で行われたため取材はできなかったのだが、オープンスペースにはNokiaブランドのハードウェア製品が展示されていた。
先日、日本でもNokiaは体重計などを発表したが、MWC上海2017のブースにはそれららを含む旧WithingsブランドのIoT製品がNokiaのブランドロゴを付けて一堂に展示。スマートウォッチはサイズと色違い、そして2種類の製品がずらりと並べられていた。その中には濃い目の青い色のベルトの製品も発見。ブース担当者によると「たまたま」だそうが、Nokiaカラーに近い色合いだ。せっかくNokiaのスマートウォッチを買うなら、この色を買いたいものだ。
Withingsのスマート製品は海外ではメジャーで、デザインに優れたものも多いことから人気となっている。それらの製品のロゴが「NOKIA」に生まれ変わることで、Nokiaブランド復権となることを個人的には期待したい。
さて、ブースには現行モデルとして唯一のスマートフォンである「Nokia 6」と、懐かしのリバイバル携帯電話「Nokia 3310(2017)」も展示。派手な色合いのNokia 3310は上海の来場者の注目を浴びていたものの、多くの来客が「微信(WeChat)は使えるの?」と質問。通話に絞った単機能なケータイとはいえ、中国では今やSNSが出来ないと常用は難しいのだろう。
実際に地下鉄に乗ってもSMSでメッセージをやりとりしている姿は滅多に見ることが無くなり、年配者であっても安いスマートフォンでSNSを使いメッセージをやりとりしている姿が当たり前になっている。このNokia 3310(2017)、中国での人気はイマイチのようだ。
なお、お約束ながら、上海の携帯ビルに行ったところ、3310のコピー品が販売されていた。お値段は200元ちょっと、4000円弱。ショーケースの片隅にひっそりと置かれていたことから、やはりあまり注目はされていないようだった。