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これがOPPOの新スマホ!? 謎のペーパークラフトで大胆予想してみた!

編集部に届いたペーパークラフトキット

 6月にOPPOが新製品を発売する……発売するらしい。本日1日、ティザーサイトがオープンしたのだ。

 正直にいうと、筆者は今回、どんな製品が発売されるか本当に知らない。知らないが、ケータイ Watch編集部に送られてきたペーパークラフトをもとに新製品予想記事を書いてくれと依頼された。いいのかソレでケータイ Watch編集部よ。面白そうだからやるけど。

 そんなわけで、6月に発売されるらしい新製品がどのような製品か、ペーパークラフトをもとに予想してみたい。

OPPOからのメッセージから読み取れることは?

OPPOからのメッセージ

 ペーパークラフトの台紙にはOPPOからのメッセージが添えられているので、そのまま引用してみよう。

こんにちは。

いつもOPPOを応援していただき、ありがとうございます。

OPPO Reno Aシリーズは、発売以来、変化するユーザーニーズに応えてきました。

3世代にわたり、みなさんの声をじっくり聞かせていただきました。

「いろいろと余裕のスマホ。」   - OPPO Reno A

「余裕が進化したスマホ。」    - OPPO Reno3 A

「カメラで選ばれたい5Gスマホ。」 - OPPO Reno5 A

その中で、OPPOが確信したのが、

「卓越した一つのスペックだけでは、いい製品はつくれない。」

ということです。

初めて手にした瞬間のときめき、

長時間使用しても安心なバッテリー、

万が一に備える強固な筐体、

手に馴染むデザイン、

長年使っても衰えにくいサクサク感、

などなど。

一人ひとりの使用シーンに寄り添い、

みなさんの多様なチェックポイントを吟味して、

「絶妙なバランス」を極めたものだけが、OPPOの製品となります。

すべての出発点は、みなさんの声です。その声をもとに、

OPPOは、楽しいスマートフォンを作りたいと考えています。

新しいReno Aに是非触れてください。

そして感じたことを、OPPOに聞かせてください。

そのことを、OPPO一同、楽しみにしています。

2022年6月吉日

 なるほど、今回予告された新機種は、どうやら「Reno5 A」に続く、Reno Aシリーズと読み解ける。ちなみに、縦読みなどの隠しメッセージはないと思う。

OPPOの「Reno Aシリーズ」って?

 Reno Aシリーズは、OPPOが日本市場向けに投入しているミドルレンジ価格帯のスマートフォンシリーズだ。

 これまで日本では、「Reno A」「Reno3 A」「Reno5 A」が登場している。たとえば「Reno5 A」は、4万円弱で、性能・価格のバランスに優れた製品として展開している。今回の新モデルもバランス重視の製品になるのだろう。

 このメッセージからは、Reno Aシリーズの最新機種が登場するのだろうと予想できる。では、どんな機種になるのか、たとえばグローバル市場でのRenoシリーズの製品情報も参考にしてみるのはどうだろうか。

 と思うところだが、Reno Aシリーズは日本市場専用のモデル。実は、かなりカスタマイズされている。

 たとえば「Reno5 A」の場合、グローバルモデルと、インカメラがパンチホールであること、背面のカメラが4眼であることは共通していた。しかしカメラ周辺のデザインは異なっていたし、「Reno5 A」のみ防水仕様になっていた。つまり、ほぼ別の製品。これまで日本で登場してきたReno Aシリーズは、日本オリジナルモデルなのだ。

ペーパークラフトを組み立ててわかることは……

インターンのKさんもまさか仕事でペーパークラフトを作らされるなんて思ってなかっただろうけど、筆者もそう思う。おもしろい。

 新モデルがどんなものかを予想するべく、ペーパークラフトを組み立ててみた。今回は、ケータイ WatchインターンのKさんに作ってもらうことに。

側面パーツを丸め、別の側面パーツに接続

 ペーパークラフトは前面・背面・上下左右側面の6面があるだけのシンプルな構造だ。正面から見た四隅は、側面のパーツを丸めるようにして組み上げるようになっている。

 これにより、正面から見たときに四隅が丸まって見えるようになっている。作り始めて5分ほどで完成した。

どこまで正確に再現されてるかわからないけど、サイズも測定

 組み立てられたペーパークラフトモデルのサイズを測ってみたところ、おおよそ160×75×10mmほど。ペーパークラフトが実物を忠実に再現しているとすれば、おおむね従来のReno Aシリーズに近いサイズ感だ。

 従来のReno Aシリーズのディスプレイサイズは6.4~6.5インチなので、新モデルも同等のディスプレイサイズだろう。大きすぎず小さすぎず、ここでもReno Aシリーズのバランスの良さを感じさせるサイズだ。

ペーパークラフトのため、正確な厚みはわからない

 ペーパークラフトモデルの厚みは10mmあるが、実機はもうちょっと薄いと予想される。これ以上薄いと、ペーパークラフトの組み立てに支障が出てくるからだ。

 そこで、実物の厚みは8mmを切る程度と予想しておきたい。重さについてはペーパークラフトのため、まったくわからないが、先代の「Reno5 A」を踏まえれば、180g前後だろう。

 あらためて、ペーパークラフトモデルを見てみよう。

 その側面は垂直だ。これまでのReno Aシリーズの側面は曲面形状だった。ペーパークラフトだから組み立てやすくした形状じゃない? と思われるかもしれないが、そう断言することもできない。

直線的な側面フレーム。縁取りもヒントになっていそう

 というのも、最近のOPPOのグローバルモデルのReno7シリーズなどは、側面が垂直な直線的な形状となっているのだ。Reno6世代の一部モデルや、海外で発表された最新のReno8世代も同様のデザイン形状が採用されている。

 ペーパークラフトをよく見てみると、背面パネルはフチだけ色が異なり、側面と同じ色になっている。これはグローバルモデルのReno7と同様のデザインで、側面フレームの面取り部分を表現しているのかもしれない。

 側面フレームが直線となる鋭角的なデザインは、これまで日本で展開してきた「Reno A」シリーズと印象がガラッと変わるデザインでもある。これは実際の新モデルでどうなっているか、楽しみなポイントだ。

ペーパークラフトモデルから仕様を読み取れ!

 ペーパークラフトは、形状をおおよそで再現しただけのもののはず。そこでスペックを推し量るのは難しい……が、実は、今回のペーパークラフトからは、いくつかの仕様を読み取れる。

6.5インチディスプレイは、片手で操作できるぎりぎりの大きさと言えそう。そして、目が思わず釘付けになるディスプレイ下部のマーク

 まず前面のディスプレイを見ると、下部中央に指紋マークのようなものがある。

 これはディスプレイ内に指紋認証センサーが搭載されているということなのだろう。

 Reno Aシリーズを振り返ると、初代のReno Aと2代目のReno3 Aがディスプレイ埋め込み指紋センサー、そして3代目のReno5 Aが背面指紋センサーだった。予想の通り、このマークが指紋認証センサーであれば、再びディスプレイ埋め込み型になると期待できそう。

 ディスプレイ左上には黒い丸がある。これはパンチホール型のインカメラだろう。先代モデルのReno5 Aもパンチホール型を採用している。

カメラと思われる部分の横に、FeliCaマークも

 背面をよく見ると、FeliCaマークもプリントされている。引き続き、おサイフケータイにも対応すると見られる。このあたりは、国内向けモデルならではの仕様だ。

 またペーパークラフトではわからないが、日本市場向けとして展開されてきたReno Aシリーズは初代から防水仕様を採用してきた。新モデルでも採用する可能性は高い。

 プロセッサーなどについては、ペーパークラフト上で手がかりはないので、これまた正式な発表を楽しみに待ちたい。

カメラがどうなるか気になるっ!

レンズが描かれてないのでカメラがどうなるかは不明

 ペーパークラフトだと背面メインカメラ部分の輪郭は描かれているが、肝心のレンズが描かれていない。カメラ部分はレンズが2列配置できるようなデザインで、Reno5 Aなどよりも面積が広がっているようにも見える。おそらくトリプルカメラ以上の構成だと思われるが、予想してみよう。

 国内向け前モデルのReno5 Aだと、64MPの広角メイン、8MPの超広角、2MPのモノクロ、2MPのマクロという4カメラ構成だった。しかしグローバルで販売されているReno7世代ではカメラ構成が変わっていて、Reno7 Pro 5Gは4カメラだが、その他のモデルは3カメラ構成となっている。しかもReno7とReno7 Z 5Gはメイン+モノクロ(深度)+マクロ、Reno7 5Gはメイン+超広角+マクロと、構成内容も微妙に異なる。

 今回の新モデルでは、バランスを重視して3カメラ構成、メイン+深度+マクロあたりの組み合わせでくるのでは、と個人的には予想するが、最近のトレンドを踏まえると、広角と超広角は外せないようにも思える。発表が楽しみになるポイントだ。

 いずれにせよ、Reno5 Aとはだいぶ変わってきそうでもあるので、スペック・デザインともに正式発表時を注目したい。

スペシャルサイトにはOPPOからの熱いメッセージがもりだくさん!

 1日にオープンしたティザー(予告)のスペシャルサイトは、新製品に込められたOPPOの熱い想いが垣間見える内容だ。アクセスすると、まず飛び込んでくるのは「『いつも一緒』を『ずっと一緒』に。」というメッセージ。

1日にオープンしたスペシャルサイト(クリックするとアクセスできます)

 Reno Aシリーズは、日本だからこそ求められる防水性能やおサイフケータイへの対応など、グローバルメーカーながら日本市場だけの仕上がりで展開されてきた。

 その背景には、ユーザーの声を親身になって聴き、ものづくりに活かし、そしてユーザーの手に渡ったあとも寄り添ってサポートしてきたことがある。

 スペシャルサイトには、Reno Aシリーズをリードしてきた「OPPOの中の人」が、Reno Aシリーズや製品づくり、そして日本のお客さまにどう向き合ってきたのか、熱く語るムービーやインタビュー動画が掲載されており、その言葉からは、グローバルメーカーながら日本市場へ本気で向き合ってきたことが伝わってくる。

 そして、読者の皆さんにぜひ参加してほしいのがスペシャルサイト中段に設けられた「みんなの声」というパート。ひとりひとりのユーザーから、感想を投稿してほしい、ということで用意されたものだ。

 投稿内容は、スペシャルサイトで掲載されることがあるほか、投稿者のうち抽選で5名にOPPOの最新スマートフォンがプレゼントされるという。このときTwitterアカウントの入力はお忘れなく。

 今回、ペーパークラフトで一足はやく、OPPOの新スマートフォンの姿がどのようなものか探ってみた。はたして、この予想がどこまで当たっているのか。発表会は6月16日12時に開催される。筆者もみなさんと一緒に発表会を楽しんでいきたい。