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『密』を避けたお出かけやお買い物に役立つスマホアプリとサービスまとめ
2020年6月20日 09:00
県をまたぐ外出自粛が解除され、この週末から久々の旅行や行楽地へおでかけする方も多いのではないでしょうか。あるいはしばらくは様子見で週末は買い物だけ外出するという方もいらっしゃるかと思います。
新型コロナウイルス感染症の感染予防には、一定の場所で多くの人々が集まらないようにすることが大切とされています。
そこで、今回は外出先の混雑情報などがわかるスマートフォンアプリとサービスをご紹介します。
ドコモの「混雑度マップ」――特定の地域の混雑状況がわかる
NTTドコモは、「ドコモ地図ナビ」において、混雑状況を確認できる「混雑度マップ」を期間限定で無償提供しています。
特定のエリア内の最短1時間前~24時間前の混雑度の推移を確認できる機能。許諾済みのユーザーの位置情報を統計化したデータを利用しています。
ドコモ地図ナビ内の「お知らせ」から利用できます。
「トクバイ」でお店のチラシと混雑状況をチェック
ロゴガイドが提供するチラシ・買物情報アプリ「トクバイ」内では、チラシ・買物情報のほか、小売店の混雑状況を確認できます。
スーパーマーケットやドラッグストア、ホームセンターの混雑状況をリアルタイムで確認できる「混雑ランプ」機能は、「空き」「やや混み」「混み」の3段階で店内状況を確認できます。
また、許諾済みのユーザーの位置情報を統計化し、過去4週間の時間帯別平均混雑状況を曜日ごとに確認することもできます。
マルエツの混雑状況をアプリで確認
マルエツは、関東地方に展開するスーパーマーケット「マルエツ」の混雑状況をアプリでチェックできます。
「マルエツ チラシアプリ」「Tポイントアプリ」もしくはマルエツ Webサイトから利用したい店舗名を入力すると、曜日別に1時間毎の混雑状況を確認できます。
この混雑情報は、リアルタイム情報ではなく、前週のTカードのデータをもとに分析した結果を利用しています。
ヤフーの地図アプリで地域や商業施設・行楽施設の混雑情報を確認
ヤフーが提供する「Yahoo!MAP」アプリでは、地域や商業施設・行楽施設の混雑情報をチェックできます。
地域の混雑度を確認できる「混雑データ」
「Yahoo!MAP」アプリとWeb版「Yahoo!地図」において混雑状況を表示する機能「混雑レーダー」を提供しています。
ヤフーの各種アプリで許諾済みのユーザーから収集した位置情報を統計化し、算出された20分前~24時間20分前の混雑状況を確認できます。地図上にヒートマップ形式で表示され、画面下部のスライダーを動かすことで時間帯を切り替えて確認できます。
電車の混雑状況を把握できる「Yahoo!乗換案内」
ヤフーが提供する「Yahoo!乗換案内」アプリでは、路線の混雑傾向を確認できる「混雑トレンド」を提供しています。
混雑トレンドは、Yahoo!乗換検索案内アプリやブラウザ版の「Yahoo!路線情報」などからの過去の路線検索データをもとに、路線、方面ごとの検索数をAIで算出、その路線の駅間の混雑傾向を表示します。
検索したルート上に混雑トレンドに対応する路線がある場合、検索結果に「乗客が少ない時間帯」「乗客がやや少ない時間帯」「乗客がやや多い時間帯」「乗客が多い時間帯」の4段階のアイコンで混雑傾向を確認できます。アイコンは、ルート検索結果画面では、検索ルート上の区間の最も高い混雑レベルが表示され、詳細画面では、駅間の混雑傾向を確認できます。
各駅停車で混雑回避、「乗換案内」アプリ
ジョルダンは「乗換案内」アプリで、各駅停車などの遅い種別の列車を優先的に案内する「各駅停車優先検索」機能を無償提供しています。
乗り換え検索サービスは、通常速達性を重視し、急行や特急などを使う「目的地に早く到着する」ルートを優先的に選択しているが、混雑する傾向にありました。この機能では、比較的空いている各駅停車や普通列車などをつかう「混雑を回避できる」ルートを検索できます。
新型コロナ対策接触確認アプリ「COCOA」の導入も
最後に、19日厚生労働省よりリリースされた新型コロナ対策の接触確認アプリ「COCOA」をご紹介します。
これは、PCR検査で新型コロナウイルスの陽性となったユーザーと接触があった場合に通知されるアプリです。個人情報の登録はなく、位置情報も取得しないアプリです。
アプリの性質上、多くのユーザーにアプリを入れていただくとより高い効果が出せます。ご自身やご家族が陽性者と濃厚接触があった場合、すぐに知ることができるため、検査や早期治療ができます。ご自身のスマートフォンにインストールするとともに、周りの方にもぜひご紹介いただきたいです。
外出前にこれらのアプリやサービスをご活用いただき、感染リスクを下げたおでかけをお楽しみください。