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ソフトバンクも「VoLTE」開始、「AQUOS CRYSTAL X」の発売にあわせて

 ソフトバンクモバイルは、4G LTE(FDD-LTE)のエリアにおいて、高速データ通信で音声通話を実現する「VoLTE」による音声通話サービスを開始する。シャープ製のAndroidスマートフォン「AQUOS CRYSTAL X」の発売に合わせてサービスを開始するとしているが、「AQUOS CRYSTAL X」の発売日は未定。12月13日から予約受付を開始する。

 VoLTEの利用には、オプションサービス(無料)への申し込みが必要。

 VoLTEは、高音質な音声通話(HD Voice)に加え、高速通信による発着信時間の短縮を実現している技術。NTTドコモとauでは、すでに対応が始まっている。ただし、異なるキャリア間でのVoLTEは、現在のところ対応しない。

 ソフトバンクでは、「VoLTE」に加え、3G通信でも「HD Voice(3G)」による高音質な音声通話を提供する。「VoLTE」対応端末間の通話だけでなく、「HD Voice(3G)」対応端末間、「VoLTE」と「HD Voice(3G)」間でも高音質な音声通話が可能。

 「VoLTE」および「HD Voice(3G)」の対応端末は、「AQUOS CRYSTAL X」を皮切りに、順次拡大していく予定としている。発売中の「AQUOS CRYSTAL」は、ソフトウエア更新により対応する予定。

 ほかのキャリアと同様に、iPhoneのVoLTE対応時期は未定。「Xperia Z3」は、非対応。

「AQUOS CRYSTAL X」の予約受付は13日開始

AQUOS CRYSTAL X

 「AQUOS CRYSTAL X」の発売日は未定だが、予約受付は12月13日から開始される。価格は、24回の割賦で月々2880円(税別、以下同)。月月割を適用すると、MNPでは実質0円、新規・機種変更の場合は24回の割賦で月々1280円。

 AQUOS CRYSTAL Xは、8月に発売された「AQUOS CRYSTAL」からスペックアップしたモデルで、ソフトバンクでは“フレームレススマートフォン”第2弾と位置づけている。AQUOS CRYSTALよりもディスプレイサイズは大きく、約5.5インチ(1920×1080ドット)のS-CG Silicon液晶を搭載している。OSはAndroid 4.4.4を採用し、CPUは2.3GHz クアッドコアのMSM8974AB、メモリ(RAM)は2GB、ストレージ(ROM)は16GB。

 バッテリー容量は2610mAh。カメラは、1310万画素、F値1.9のアウトカメラと、120万画素のインカメラを備える。Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0をサポートする。防水は非対応。

 本体サイズは約73×139×11mm、重さは約157g。本体カラーはレッド、ホワイト、ブラックの3色。

(左から)レッド、ホワイト、ブラック

川崎 絵美