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「auベーシックホーム」の対象機種拡大
夏モデルユーザーの2割が利用
(2014/7/7 11:23)
KDDIと沖縄セルラーは、auのAndroidスマートフォン向けに提供するホームアプリ「auベーシックホーム」の対象機種を拡大した。これまでは2014年夏モデルで利用できたが、新たに2013年秋冬モデル~2014年春モデルでも使えるようになる。
「auベーシックホーム」は、メーカーの垣根を超えて、auのスマートフォンで共通の操作になるよう用意されたホームアプリ。Android標準のホームアプリと比べて、ウィジェットや通知バーといった機能は同じように利用できる一方で、アプリ一覧(ドロワー)がなく、画面下部には「通話」「ブラウザ」「メール」「カメラ」と利用頻度が高い機能のアイコンが用意されている。今回の拡大では「isai LGL22」「AQUOS PHONE SERIE SHL23」「ARROWS Z FJL22」など9機種でも利用できるようになる。
対応機種
- isai LGL22
- G Flex LGL23
- Xperia Z1 SOL23
- Xperia Z Ultra SOL24
- AQUOS PHONE SERIE SHL23
- AQUOS PHONE SERIE mini SHL24
- ARROWS Z FJL22
- DIGNO M KYL22
- URBANO L02
「auベーシックホーム」は、iPhoneよりも売れ行きが伸び悩むAndroidの使い勝手をわかりやすく伝えるために開発された。KDDIによれば、事前調査によって、アプリ一覧という仕組みがホーム画面との「二階層構造」になっており、どちらにも同じアプリのアイコンがある、といった面で混乱するユーザーもいたことから、まずはアプリ一覧という要素を省いた。そして将来的な機種変更で、もっと便利になるよう、ホーム画面上のアイコンのレイアウトをバックアップして、移行できるようにした。
2014年夏モデルに導入以降、新機種を手にしたユーザーのうち2割が「auベーシックホーム」を利用しているという。待受画像やアイコンの位置変更は、多くのユーザーが行うカスタマイズとのことで、その操作の流れは、Android標準にあわせた。また最初から用意されたホーム画面は2つのスクリーンで、1枚目のスクリーンの下部に並ぶアイコン群には、あえてアイコン2つ分のスキマを用意して、アプリを追加できることを示しつつ長押しできる場所を示した。2枚目のスクリーンには、多くのアプリが格納されたフォルダを用意して、「フォルダも作れる」という機能を伝えている。こうした地道な取り組みで、ホーム画面の機能を一目で伝えられるようにしたのだという。
よく利用される機能ながら、ニュースや天気の見せ方については今後の課題とのことで、今後、何らかの新機能が期待できそうだ。