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2012年の国内携帯電話シェア、Appleが初の1位に

2012年の国内携帯電話シェア、Appleが初の1位に

 IDC Japanは、2012年第4四半期における国内の携帯電話の市場規模を調査し、結果を明らかにした。また、2012年通年の市場規模についても明らかにされている。

 調査によれば、2012年第4四半期(10~12月)の国内の携帯電話出荷台数は、前年同期比6.3%増の1133万台。2四半期連続で1000万台を超え、iPhone 5やシャープ、ソニーのAndroid端末の好調を要因に挙げている。

 2012年第4四半期のメーカー別シェアは、Appleが32.8%で2四半期ぶりに1位となり、2位は順位を上げたシャープ(13.7%)、3位は富士通(11.4%)、4位はソニー(9.6%)、5位はサムスン(7.5%)となっている。

 2012年第4四半期の携帯電話出荷台数のうち、スマートフォンのみを対象にすると、出荷台数は前年同期比29.2%増の883万台となり、拡大傾向が続いている。同四半期のメーカー別シェアはAppleが42.1%で1位、2位はソニー(12.3%)、3位はシャープ(12.1%)、4位は富士通(9.8%)、5位はサムスン(8.8%)となっている。

2012年第4四半期 国内携帯電話出荷台数メーカー別シェア 合計1133万台 (出典:IDC Japan, 3/2013)
2012年第4四半期 国内スマートフォン出荷台数メーカー別シェア 合計883万台 (出典:IDC Japan, 3/2013)

2012年通年でAppleが初の1位、出荷の7割がスマホに

 2012年通年の携帯電話出荷台数は前年比6.4%増の4040万台。4年ぶりに4000万台を超えたほか、Appleが国内では初となる年間シェア1位(シェア23.3%)を獲得した。2位は富士通(18%)、3位はシャープ(14%)、4位はソニー(8.4%)、5位は京セラ(8%)と続いている。

 2012年通年の携帯電話出荷台数のうち、スマートフォンのみを対象にすると、前年比42.1%増の2848万台となった。携帯電話市場全体の出荷台数に占めるスマートフォンの比率は前年の52.8%から70.5%に拡大している。

 2012年通年におけるスマートフォンのメーカー別シェアは、Appleが33.1%で1位。2位は富士通(16.5%)、3位はシャープ(12.2%)、4位はソニー(11.8%)、5位はサムスン(9.3%)となっている。

【お詫びと訂正 2013/03/21 19:28】
 初出時、ニュースリリースの記載に従い「2012年通年の携帯電話出荷台数のうち、スマートフォンのみを対象にすると、前年比29.2%増の2848万台」と記載していましたが、正しくは「前年比42.1%増の2848万台」でした。お詫びして訂正いたします。

2012年 国内携帯電話出荷台数メーカー別シェア 合計4040万台 (出典:IDC Japan, 3/2013)
2012年 国内スマートフォン出荷台数メーカー別シェア 合計2848万台 (出典:IDC Japan, 3/2013)

太田 亮三