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Google Playのアプリ、auが暗証番号不要に

Google Playのアプリ、auが暗証番号不要に

 KDDIは、アプリ配信マーケット「Google Play」でコンテンツを購入した場合に、暗証番号の入力が不要になると発表した。1月9日より順次提供される。

【お詫びと訂正 2013年1月10日14:10】
 記事初出時、月額制と年額制のアプリが認証不要の対象と記述しておりましたが、正しくは、売り切り型のアプリも対象となります。また、これまで非対応だった月額および年額制アプリについても、auかんたん決済の対象となります。お詫びして訂正いたします。

 KDDIによると、Google Playの仕様変更に伴って、グーグルとauのサーバーでシステム変更が実施された。これによって、Google Playで有料アプリを購入する際に、「au利用料金と一緒に支払い」において、暗証番号が不要になる。売り切り型のアプリのほか、月額制および年額制のコンテンツが対象となる。

 海外版のGoogle Playでは暗証番号の入力はなく、暗証番号入力は、国内の携帯電話会社に合わせてカスタマイズされた機能になるという。KDDIでは、Google側の仕様変更に伴って、サーバーの設定を変更して暗証番号なしとする。ユーザー側であらためて何か設定する必要はない。

 KDDIは、グーグルの仕様変更に伴い、工数をかけて暗証番号を使うか、認証なしとするかの決断を迫られ、海外に合わせて認証なしとすることを決めた。同社では、認証なしとした場合、スマートフォンの紛失時や、保護者が未成年に不用意にアプリを使わせたくないといった際に、リスクが考えられるとする。

 スマートフォンの紛失については、Google Playだけでなく端末全体でリスク管理が必要として、リモートロック機能で代用できると説明している。

 未成年向けの対策としては、新たにau独自の機能として、auかんたん決済に特定サイト利用制限機能を用意する。いわゆるフィルタリングの機能となり、フィルタリング制限対象のアプリについては、キャリア決済の仕組みを使わせないというもの。

 なお、NTTドコモでは、Google Playでアプリを購入する場合に暗証番号が必要。ソフトバンクモバイルについては、利用料との合算支払いは可能だが、そもそも暗証番号設定を導入していない。

 このほか、これまで非対応だった月額制および年額制アプリのauかんたん決済支払いもサポートされる。

津田 啓夢