au、「GALAXY S II WiMAX ISW11SC」がAndroid 4.0に


 KDDIは、サムスン製スマートフォン「GALAXY S II WiMAX ISW11SC」について、Android 4.0.4へアップデートする更新ファイルの提供を13日より開始する。

 「GALAXY S II WiMAX ISW11SC」は、Android 2.3を搭載したサムスン製のスマートフォン。今回、Android 4.0へとアップデートするソフトウェア更新サービスの提供が開始された。なお、OSのバージョンアップに当たり、これまで不具合の修正などによって提供されたソフトウェア更新サービスを適用しておく必要がある。OSのバージョンアップは、利用者の責任において実行する。

 Android 4.0にアップデートすると、インターフェイスが大きく変更する。また、auの絵文字がリニューアル後のものに置き換えられる。Bluetoothは、現行の「Bluetooth 3.0+HS」から「Bluetooth 3.0+EDR」となる。Wi-Fiテザリング時のSSIDおよびパスワード設定がリセットされるほか、ホームスクリーンもリセットされる。Webフィルタリング設定機能が削除され、機能が無効となる。フィルタリングを利用する場合は「安心アクセスサービス」に別途申し込む必要がある。

 更新ファイルの容量は約280MB。更新時、「GALAXY S II WiMAX」の内部ストレージ(/mnt/sdcard)には約300MB程度の空き容量が必要となる。更新後の最初の起動では、データ更新処理のために数分~数十分間、動作が遅くなる場合がある。

 Wi-Fiを利用した更新が推奨されており、その場合の更新時間は約50分。この間、110番や119番といった緊急通報を含め、端末の操作は行えない。WiMAXや3Gを使った更新はパケット通信料がかかる。パソコンを使った更新も行える。

 一旦アップデートすると、Android 2.3に戻すことはできないので注意されたい。また、Android 2.3で動作していたアプリのAndroid 4.0上での動作については、保証できないとしている。auが提供するLISMOアプリなどはAndroid 4.0対応版へのアップデートが別途必要となる。

 このほか、Android 4.0へアップデートすると、Flash Playerがプリセットされなくなる。このため動画やゲーム、デコレーション絵文字の一部が表示されない場合があるとしている。

 

(津田 啓夢)

2012/9/12 12:25