総務省、700/900MHz帯の参入希望調査を実施


 総務省は、携帯電話向けに割り当てられる予定の700MHz帯および900MHz帯について、今後の制度整備に向けた参入希望調査を8月31日まで実施する。

 昨年開催された「ワイヤレスブロードバンド実現のための周波数検討ワーキンググループ」では、諸外国との整合性などを踏まえ、700MHz帯は2015年、900MHz帯は2012年に携帯電話事業が参入できるよう、周波数を再編するなど、基本的な方針がとりまとめられた。総務省では、700MHz帯と900MHz帯を使う移動通信システム(携帯電話サービス)を実現させるため、今後、どのような制度にするか検討することになるが、今回、基礎的な調査として、この帯域をどういった目的で使用したいか、参入希望調査を実施することになった。

 これらの帯域を利用したい事業者は、割当を希望する理由、使いたい電波の帯域、導入時期、参入後の人口カバー率目標などの基地局整備方針などをまとめ、8月31日までに総務省へ提出する。

 




(関口 聖)

2011/8/2 15:54