レディー・ガガを起用、ポラロイドから携帯フォトプリンタ
サミット・グローバル・ジャパンは、レディー・ガガをクリエイティブ・ディレクターに迎えた新ブランド「Grey Label」シリーズの第1弾として、スマートフォンやパソコンなどで利用できるモバイル向けフォトプリンター「GL10 インスタントモバイルプリンター」を9月上旬に発売する。価格は1万7800円。
「GL10」は、スマートフォンや携帯電話、デジタルカメラ、パソコンなどで利用できるモバイルフォトプリンター。76×102mmの専用用紙にフォトプリントが可能。この専用用紙は、PolaroidのZINK(ジーインク)技術の二世代目にあたり、従来のものよりも写真サイズが大きくなったほか、高画質で耐水性が増しているという。専用用紙は30枚1980円となる。なお、本体にはインクリボンやインクカートリッジは不要。「ポラロイド PoGo」の専用用紙は利用できない。
サミット・グローバル・ジャパンでは、レディー・ガガをクリエイティブ・ディレクターに迎えて、「Grey Label」ブランドで新生ポラロイドを打ち出したい考え。レディー・ガガとの会議は東京で開催され、「GL10」の発表に伴ってガガは「今回の新しい製品は、私のファンがレディー・ガガについて好きなところと、皆さんがポラロイドについて好きな要素を全て表現している」とコメントを寄せている。
BluetoothのOPPプロファイルに対応し、スマートフォンや携帯電話で撮影した画像などがBluetooth経由で転送してプリントできる。スマートフォン対応OSは、Android 2.0以降、BlackBerry 4.6以降、Windows Phone 7.0以上となる。現状では非対応となるiPhoneのサポートについて、サミット・グローバル・ジャパンでは、「対応したいと願っている。しかし現状ではiPhoneのBluetoothは開放されておらず接続できない。アップルに引き続き打診していく」(執行役員 商品戦略・マーケティング部 部長 永冨泰高氏)と話している。本体のUSBポートを利用し、PictBridge対応のデジタルカメラの画像も転送可能だ。
印刷時間は1枚あたり約40秒となる。ただし、印刷作業の前に画像を転送する時間がかかるため、体感的にはもう少し長い印刷時間に感じられる。画像の転送時間は画像のファイルサイズなどによって異なる。
専用用紙の全面に印刷できるほか、ポラロイドのインスタントカメラのように、画面に白い余白を残したプリントも可能となっている。大きさは約149×113×28mmで、重さは約400g。バッテリーは内蔵式となり、1回の充電で約40枚のプリントできる。
サミット・グローバル・ジャパンでは、7月30日より先行予約販売を開始する。量販店などのほか携帯電話ショップでも販売される予定で、モバイル機器と「GL10」のセット販売なども計画しているという。同社は、2011年度に5万台、2012年度に10万台を販売する考え。
このほか、7月12日より、Grey LabelのWebサイトでも購入予約を受け付ける。300名限定となるが、レザーストラップなどオリジナルグッズが特典付与される。また7月20日より、ドコモスマートフォンラウンジなどでタッチ&トライコーナーが用意される。
2011/7/12 13:35