ソフトバンクテレコム、クラウド型エリアワンセグ配信基盤


 ソフトバンクテレコムは、クラウド型エリアワンセグ配信プラットフォームを開発した。この基盤は、総務省の「ホワイトスペース特区」の1つである「大学キャンパスにおけるワンセグ情報配信」に提供される。

 エリアワンセグは、ワンセグの放送技術を活用し、特定の狭いエリアに対して情報配信するもの。ソフトバンクテレコムでは、経済性と効率性の観点からクラウド型のエリアワンセグソリューションを開発した。配信サーバーとワンセグ送信機をインターネットで結び、情報配信を行う。

 配信サーバー上で、H.264のエンコードや字幕生成が可能で、BML作成エンジンなども用意されている。配信制御はインターネットを使って遠隔から操作可能で、複数のワンセグ送信機とも接続できる。

 「ホワイトスペース特区」に選出された「大学キャンパスにおけるワンセグ情報配信」は、立命館大学と京都市、京都高度技術研究所、京都放送、リアライズ・モバイルコミュニケーションズ、ソフトバンクテレコムが6者共同提案した実験となる。

 

(津田 啓夢)

2011/6/6 16:28