12色を用意、防水対応の「P-06C」


P-06C

 パナソニック製「P-06C」は、全12色のカラーバリエーションを用意したSTYLEシリーズの折りたたみ型FOMA端末。防水(IPX5/7)仕様を備える。7月発売予定。

 12色のカラーバリエーションは、モノトーン系のホワイト、シルバー、マットブラック、ブラック、ピンク系のパールピンク、コーラルピンク、マゼンタ、レッド、ゴールド系のローズゴールド、ゴールド、イエロー、オレンジと、大まかに3系統の色調で揃えられる。この3系統の色は、これまで提供してきたさまざまな携帯電話の中でも、人気のある色味を充実させたという。端末を開いたときのテンキー周辺やディスプレイ周辺の色や、ヒンジ部の色は4系統の色が用意され、ボディカラーによって異なる色になっている。

 12色のラインナップはいずれも同時期に発売される予定だが、そのうち、シルバー、ブラック、コーラルピンク、レッド、イエロー、オレンジの6色については、各色5000台の限定色となる。この限定色は、オンラインでの予約販売と、店頭で受け付けて取り寄せによる販売になる。残り6色は、通常の商品と同じく、店頭ですぐ購入できる。

 カラーラインナップを充実させたことにあわせ、背景色を365色用意して、毎日、待受を切り替えるというプリセットコンテンツも用意される。これは、P-06Cだけのコンテンツとのことで、日付が切り替わると待受画面の背景色が新たな色に切り替わり、その色の名前も表示される。ドコモの携帯電話は自動的に日時を取得する機能を備えているが、手動で日時を変更すると、同コンテンツで表示される色の変化を確認できる。発表会が行われた5月16日の色は「白群(びゃくぐん)」という名前で、緑と青の中間のような薄めの色だったが、手動で5月19日にすると「紅海老茶(べにえびちゃ)」という、赤系統の色だった。

 幅広いユーザー層に向けたベーシックな機種という位置付けで、外観は、凹凸などが少なく、癖のない、すっきりさせたデザインを採用した。

 テンキーの下には「I」「II」「III」と記されたマルチワンタッチボタンが用意されている。あらかじめ用意された13の機能のうち、好みのものを割り当てて、すぐ呼び出せるというもの。登録できる機能は、電話発信やメール作成、ブックマーク、ピクチャアルバム、赤外線受信、アラームなど。テンキーは、押しやすさを追求して一定の間隔をとった配置で、やや盛り上がったドーム型ボタンとなる。ヒンジ部にはワンプッシュオープンが用意されている。

 通話関連機能で、周囲の騒音レベルにあわせて相手の声を聞きやすくする「しっかりトーク」、話す速度を調整する「ゆったりトーク」が利用できる。約3インチで480×854ドット、26万2144色表示の液晶ディスプレイ、約510万画素CMOSカメラを搭載し、ワンセグやおサイフケータイなどに対応する。Wi-FiやBluetooth、GPS/オートGPS、モーションセンサーは非対応。

 大きさは約110×50×15mm、重さは約119g。連続待受時間は約580時間、連続通話時間は200分。

オレンジイエローコーラルピンク
ゴールドシルバーパールピンク
ブラックホワイトマゼンダ
マットブラックレッドローズゴールド

 
  全12色だが色は3系統。人気のある色にしたという開いたところの色味、ヒンジの色味も違う

 



(関口 聖)

2011/5/16 12:31