薄さ12.9mm、“ビューティカメラ”搭載の「N-01C」


「N-01C」 White

 NECカシオモバイルコミュニケーションズ製の「N-01C」は、女性ユーザーをメインターゲットに、イルミネーションやカメラ機能にこだわったSTYLEシリーズの1つ。11月中に発売される見込み。

 女性ユーザーをメインターゲットに、背面とキー周辺に「Wオーロライルミネーション」を搭載する。キー周辺のイルミネーションは50種類で、電源のON/OFFや発着信、アラームなどと連動。キーの押下に応じたイルミネーションも用意する。左右の傾けて点灯させることも可能だ。背面は、端末先端が50パターンに光るほか、サブディスプレイに20パターンのアニメーションを表示できる。設定の導線も見直され、デスクトップアイコンから即座にメニューに遷移する。明滅パターンは、NECの携帯サイト「みんなNらんど」でダウンロードできる。

 約810万画素のオートフォーカスカメラは、センサーにCMOSを採用。センサーはソニー製の「Exmor for mobile」となる。NECの画像エンジン「PictMagicIV」も搭載している。カメラの起動時間は約0.5秒、撮影間隔は約0.6秒で、起動から保存まで約1.1秒と、スピーディに利用できるほか、ISO25600相当の高感度撮影、スポーツモード、手ブレ補正、コンティニュアスAF、ペットモードなどが利用できる。また人物写真の撮影では、雑誌「MAQUIA」監修のビューティモードが用意され、「小顔」「美肌」「口角アップ」「アイライン」「アイシャドウ」「ハイライト」「黒目強調」「チーク」「小鼻スリム」といった10種類の効果が利用できる。加工は撮影直後に行えるほか、データフォルダの写真が利用可能。さらに、「目力アップモード」「ピュア系ツヤ美肌モード」のように、あらかじめメイクパターンを設定したモードを用意。パターンは、自分で登録しておくこともできる。プリントシール機のように写真を加工するiアプリ「フォト文字クリエイター」もプリインストールする。

 インカメラを利用して、身だしなみチェックできるハンドミラー機能や、薄暗い場所でも見やすくするハンドミラーライトも搭載している。なお、インカメラは約33万画素だが、“自分撮り”は高画質なアウトカメラでサポート。これは、顔認識を応用した機能で、あらかじめ設定した位置に自分の顔が入りシャッターチャンスが訪れると、音が鳴ってランプが点滅→点灯になって撮影のタイミングを教えてくれる。ISO感度を最大25600に設定できたり、シャッター速度を向上させた手ブレ補正の「オート(強)」を搭載したりと、カメラの基本性能も、従来機種から進化している。

 このほかメール画面の起動、文字入力レスポンスが向上し、メールが快適に利用できるようになった。文字入力エンジンの「iWnn」も見直され、数字変換や状況適応予測に対応している。受信メールなどからデコメを保存する際に、重複がないかどうかをチェックする機能も用意された。デコメは「かんたんデコメ」を使うと、ボタンを押すだけで自動的に作成できる。フォントを変換し、画像として送信する「フォント変換」も、N-01Cからの新機能だ。

 また、デスクトップに置くことができるショートカットが8個に増え、アイコンを好みのデコメ絵文字に変換できる。デコメ絵文字は、着信アイコンにも利用可能だ。FOMAハイスピード(下り最大7.2Mbps、上り最大5.7Mbps)、GPS(オートGPS)、iコンシェル、HDムービー撮影、おサイフケータイ、iBodymoに対応する。無線LANや防水機能、Bluetoothは非対応となる。

 大きさは108×49×12.9mm、重さは約108g。連続待受時間は約570時間、連続通話時間は約220分(いずれも3G利用時)。ボディカラーはWhite、Charcoal、Lavender、kisskiss Pinkの4色。

 このうちkisskiss Pinkは、Francfrancを手がけるBALS社がプロデュースする雑貨ブランド「About a girl」とのコラボモデルで、ゴールドチェーン付きの「パーティリボンポーチ(試供品)」が同梱される。このほか、インカメラのデザインがハート型になっていたり、メインディスプレイの縁がゴールドになっていたりと、このカラーのみ通常モデルと外装の仕様が若干異なる。待受画面やメニューといった、限定の内蔵コンテンツもプリインストールしている。

CharcoalLavender
kisskiss Pink

 



(関口 聖/石野 純也)

2010/11/8 13:10