ニュース

携帯4社、海自沖縄基地隊と災害時協定 船舶で復旧要員など輸送

 海上自衛隊沖縄基地隊とNTTドコモ、沖縄セルラー電話、ソフトバンク、楽天モバイルは、沖縄県内で災害が発生した際の通信サービスの早期復旧に向け、「災害時における通信の確保のための相互協力に関する細部連携協定」を締結した。

 沖縄県は台風の襲来が多く、離島も広く点在するため、災害発生時には通信設備の復旧に必要な機材や人員の輸送が制約される場合がある。今回の協定では、平時からの情報共有や合同訓練に加え、災害時の具体的な協力内容が定められた。

 災害時には、通信事業者から海上自衛隊沖縄基地隊へ、スマートフォンやフィーチャーホン、Wi-Fiルーター、衛星電話などの通信機器が優先的に貸与される。

 また、通信設備や復旧機材、物資、要員について、海上自衛隊の船舶や車両などを活用した輸送支援が実施される。復旧活動の拠点となる施設や作業場所、電源機材についても相互に提供する。

 平時には、災害対応に関する定期的な情報共有や会議の開催に加え、離島地域での通信復旧などを想定した合同訓練が実施される。

 今回の細部連携協定は、1月20日に海上自衛隊佐世保地方隊と通信事業者が締結した「災害時における通信の確保のための相互協力に関する協定」に基づくもの。沖縄県での具体的な運用ルールが定められ、陸路が寸断された場合や離島で被害が発生した場合でも、通信サービスの早期復旧を図る。

 今後、沖縄基地隊と通信事業者が連携した実践的な訓練が定期的に実施される。