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Simeji、Z世代トレンドアワード2025を発表 「ビジュイイじゃん」が年間トレンド大賞に

 バイドゥが提供するキーボードアプリ「Simeji」は3日、Z世代男女6779名を対象に実施した「Simeji presents Z世代トレンドアワード2025」の結果を発表した。

 Z世代とは、1990年代半ば~2010年代の初頭に生まれた世代。本アワードでは13歳から28歳が対象となった。

 10月24日~11月5日の間、2025年にZ世代のあいだで話題になったヒト・モノ・コト・顔文字について調査が行われた。

Z世代トレンドアワード2025 各大賞

出典:Simeji presents Z世代トレンドアワード2025(以下、同)

 年間トレンド大賞およびコト部門の大賞は「ビジュイイじゃん」。音楽グループ「M!LK」の楽曲「イイじゃん」の一節で、サビの「今日ビジュいいじゃ~ん♪」はZ世代にポジティブな自己肯定フレーズとして受け止められている。

 ヒト部門大賞は「長浜広奈」。恋愛リアリティー番組「今日、好きになりました。」への出演で注目を集めた。「おひなさま」の愛称で親しまれ、番組内で生まれた「ひな?やったー!」「両手に男でーす」などの“おひなさま語録”がSNS上でも使われている。

 モノ部門大賞は、アートトイブランド「POPMART」発のキャラクター「LABUBU」。海外アーティストやインフルエンサーがバッグに付けている様子がSNSで話題となった。また、日本のぬい活文化にも後押しされ、バッグに付ける”見せるぬいぐるみ”として人気が加速した。

 顔文字大賞は「( ??? )」。ネガティブな表現に思えるが、Z世代にとって涙は悲しさだけでなく、喜びや感謝、戸惑いなどの複雑な気持ちを共有する手段として使われている。

今年よく使った顔文字

 2位にも「ᐢᵒ̴̶̷̥́ ̮ ᵒ̴̶̷̥́ ᐢ₎ぅʓぅʓ」がランクイン。泣いている表現が上位を独占する結果となった。

ヒト部門

バズったアーティスト&曲2025

 1位はM!LKの「イイじゃん」。サビの一節「今日ビジュいいじゃ~ん♪」がそのまま日常のほめ言葉として定着した。

バズったタレント2025

 1位はマユリカ。自作ミュージカル曲の一節「オイラが行くしかねえな」が“マユリカミーム”として知られる。ORANGE RANGEのMV出演や、若者向け番組での活躍で、Z世代を中心に一気に知名度と影響力が拡大した。

バズったインフルエンサー/クリエイター2025

 2位のMON7A(もんた)は、「今日、好きになりました。ハロン編」出演をきっかけに認知が拡大。楽曲「おやすみTaxi」やショート動画で“もんた界隈”として語られている。

モノ部門

バズったグルメ2025

 1位は具材や辛さを自分好みに選べる中国・四川料理「麻辣湯」。専門店の出店に加え、家で再現する“おうち麻辣湯”も増え、広がりを見せている。

バズったアイテム2025

 1位はボンボンドロップシールをきっかけに、再注目されたシール帳。世代を超えたシール交換が広がっているようだ。

バズったキャラクター2025

 2位のミャクミャクは大阪・関西万博の公式キャラクター。期間限定の話題から、Z世代からも推される存在となった。

コト部門

バズったワード2025

 2位の「〇〇で今これ」はナルトダンス、肘打ち界隈など、さまざまなミームに乗せて使える“汎用フレーズ”として広がった。Z世代からは「5回に1回は流れてくる」「学校でも言ってた」「理由聞かれて“今これ”」などの声が集まった。

気になったニュース2025

 1位は「鬼滅の刃」興収300億円突破。作品のクオリティが高いことから、多くの観客の支持を獲得した。劇中のセリフ「お前も鬼にならないか」はSNSでも話題となった。