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Simejiの10代女子ユーザーが選ぶ「もう使いたくない若者言葉・略語」、1位は「じぇじぇじぇ」
2020年1月30日 17:58
バイドゥは、同社のキーボードアプリ「Simeji」の10代女性ユーザーに対し、もう使いたくない若者言葉・略語のアンケート調査をアプリ上で実施した。期間は11月18日~11月29日で、有効回答数は977。
調査によると、第1位はNHKの朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で大流行した「じぇじぇじぇ」。第2位は、驚いている様子を表す「ショッキングピーポーマックス」、第3位は、流行から時間が経っている「チョベリバ」となった。
Simejiチームによる批評(原文)
2013年NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で大流行しました。東北地方で使われるびっくりした時の表現です。同年のユーキャン新語・流行語大賞の年間大賞を「今でしょ!」などと一緒に受賞したのももう7年前なんですね。昨日のことのようです。
およそ2016年頃にSNSを中心に話題になった言葉です。最近の若年層にはむしろ「かつてこのような言葉を使っていた世代や文化があり、それは二度と繰り返してはならない」といった戒めを込めて使うケースが散見されます。意味は文字通り、「ショックなさま」「驚いている様子」です。
意味は「超ベリーバッド」最悪の意です。「チョベリグ(超ベリーグッド)」と共にギャル的表現の最高峰であり、かつてのギャル文化が生んだ大いなる遺産とも言える用語です。流行から早20年以上経った今も10代女子や若者に認知され続けています。たとえ使いたくないにしても、定期的に我々の脳裏を横切るのですね。
主に女性が男性に対して母性をくすぐられた際に使う言葉です(例:バブみがある)。若い頃に使用した場合、年齢と母性とのギャップがいい感じに作用しますが、年齢を重ねて使用すると普通に「おばちゃんが若者を逸脱したレベルで愛でている」状態になってしまう。その様子を目撃した若者がドン引きした。と想像するのは考えすぎでしょうか。
「イベント・サークル」の略語でした。現在では、趣旨がわかりづらい集まりが増えるなど、ネガティブな印象がついてしまったようです。景気よく楽しむ様を表す言葉としてもよく使われますがそもそもイベサー自体がこのご時世、実在しにくくなったのかもしれません。
意味は、激怒している様子です。もはやこれを言ってしまうと絶妙なおっさん味さえ漂わすのではないでしょうか。激おこぷんぷん丸ムカ着火ファイヤーといったロングバージョンもかつてネットスラングとしてもてはやされた時代がありました。
早くもここで「フロリダ(風呂に入るのでチャットから離脱するの意)」が登場です。昨年8月に発表したSimejiランキング「流行りの若者言葉・略語TOP10」では第7位にランクインしたにも関わらずです。諸行無常の響きありですね。
心がワクワク、お肌がテカテカする、つまり期待を表す用語としてかつてネットの掲示板で多用されました。ローマ字表記の頭文字をとって「wktk(ワクテカ)」と表記する人は気をつけてください。相当な古参のネットユーザです。
「ノリ」「雰囲気」「テンション」を表す言葉で、元はvibesという英単語です。モデルの今井華さんがバラエティーに登場した際に多用したことが流行のきっかけとも言われています。「バイブスブチ上がる」「この店バイブスある」のように「良い雰囲気である」ことを強調する用語ですが多用されすぎたことによりちょっと安売り感がでてしまったのかも。
「ガンガンに萎える」やる気が一気になくなった、熱が冷めた、全くテンションが上がらないことです。「ガン萎えなんすけどぉー」「ガン萎え〜」のように語尾を伸ばすのもポイントです。現代の若年層のエッジな文化において、わかりやすく記号的な態度を珍重する文化は希薄化したのでしょうか。よりニッチな言葉が短期に流行する。今は、そんな時代なのかもしれません。