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「FeliCaの脆弱性」、Suica・PASMO・WAON・QUICPay・楽天Edyがコメント

 ソニーの非接触技術である「FeliCa」に脆弱性が発見されたことを踏まえ、FeliCa対応サービスを提供する各社がコメントを発表した。

 編集部で確認したところ、JR東日本(Suica)、パスモ(PASMO)、イオンフィナンシャルサービス(WAON)、JCB(QUICPay)、楽天Edy(楽天Edy)がコメントを発表した。

 JR東日本は「FeliCa ICチップのセキュリティに加えて、Suicaシステム全体でさまざまなセキュリティ対策を実施しており、Suicaは引き続き安心してご利用いただければ」と説明。

 「WAON」を提供するイオンフィナンシャルサービスは、「脆弱性対象のFeliCaチップを搭載したカードは一部あるが、ソニーから得た情報をもとに検証した結果、WAON独自のセキュリティが有効に機能しており、安心して利用できます」としている。

 楽天Edyも「独自のセキュリティ対策を導入しており、お客さまへの影響はございません。報道された脆弱性を悪用した、不正なチャージ・決済は行えず、残高が不正に詐取されたり変更されたりするといった事象も発生しません」とのコメントを発表した。

 JCBは「QUICPay」について、ソニーから報告を受け対応を実施しているという。取引監視などのセキュリティ対策もあり、これまで通り「QUICPay」を利用できるとしている。

 パスモは「脆弱性について調査を進めている」としている。