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スマホ連携のエクササイズ測定機「GYMWATCH」

クラウドファンディングで85000米ドル調達できたら製品化

 ドイツのダルムシュタット工科大学の学生らが起業したGYMWATCHは、スマートフォンと連動してエクササイズを測定する機器「GYMWATCH」の製品化に向け、現在クラウドファンディングによる出資金を集めている。5月23日までに85000米ドル(約870万円)が調達できれば、出資者らに10米ドル~139米ドルで販売する。米国のクラウドファンディングサイト「Indiegogo.com」によると、締め切りまで残り1カ月となった4月23日時点で、調達済みの出資額は27938米ドル(およそ33%)。

「GYMWATCH」

 「GYMWATCH」は、端末を腕に着け“正しく怪我をしないエクササイズが行われているか”をその場で教えてくれる、スマートフォン連動型のエクササイズ測定機。瞬発力などの「力」とエクササイズの回数や筋肉の使われ方などの「動き」を測定できる。フリーウエイト、ボディウエイト、マシンによる強化運動に加え、有酸素運動など、あらゆるエクササイズの力と動きを記録する測定機器として、特許を取得している。

 iPhone/Androidに対応した専用アプリを入れたスマートフォンとBluetoothで接続し、トレーニング内容を記録すると共に、各動きに対して「速すぎる」、「遅すぎる」、「体を曲げる角度が違う」などのアドバイスがリアルタイムでフィードバックされる。

 GYMWATCHには、加速度センサー・ジャイロセンサー・方位センサーが搭載されており、一連の四肢運動を正確に記録するとともに、動きと体重のデータに基づき、負荷の過不足を回避するための理想的な力と動きを算出することで、ユーザーに最適なアドバイスするのだという。

 サイトでは、無事に出資金が集まりGYMWATCHの製品化が実現すれば、個人利用のほか、トレーニングジムなどのビジネス向けにも展開するとして、“将来価格”が案内されている。グローバル市場でも勢いのあるフィットネス機器やウェアラブルデバイスは、近年このようなクラウドファンディングを活用した新規参入が目立つ。

川崎 絵美