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「TOICA」と「SUGOCA」がモバイル対応へ、26年春以降にモバイルICOCAのシステムを活用

「TOICA」と「SUGOCA」がモバイル対応へ

 JR西日本とJR東海、JR九州は、JR東海の交通系ICカード「TOICA」とJR九州の「SUGOCA」のモバイルICサービスを2026年春以降に開始すると発表した。モバイルICOCAの仕組みを活用する。

 開始時期は、TOICAが2026年春以降、SUGOCAが2027年春以降。

 モバイルICOCAは、2023年3月22日のサービス開始から2025年2月末まで270万人を超える利用者数を記録。JR西日本では、ほかの交通事業者がモバイルICOCAを活用してモバイルICサービスを提供できる環境を整備する。この取り組みを活用し、TOICAとSUGOCAの定期券を、モバイルICサービスとして利用できるようになる。

 なお、3月15日以降中学生と高校生用の通学定期券がモバイルICOCAで利用できるようになる。TOICAエリアやSUGOCAエリアの定期券についても、それぞれのサービス開始時から発売される。

 モバイルICOCAでは、このほか新幹線定期券「FREX(通勤用)」と「FREX パル(通学用)」について、2026年春から東海道・山陽新幹線と北陸新幹線(上越妙高駅~敦賀駅)の区間で、モバイルICOCAに対応する。

 また、2027年春には、在来線の“ICエリア外”を含む定期券もモバイルICOCAで利用できるようになる。エリア外の駅での乗降時は、定期券の画面を見せて改札を通過できる。

ICエリア外でもモバイルICOCA定期券が発売