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アームがクアルコムにライセンス取り消しへ、クアルコムは「根拠のない脅し」

 米クアルコム(Qualcomm)は、英アーム(Arm)がクアルコムに対するライセンスを取り消す通知を行ったという一部報道について、「アームの行為を容認しない」とコメントした。

 アームは、チップ設計に関するライセンスについて契約解除にあたり60日前の通告を実施。これまでに協議が進まない場合、ライセンスに基づいて製造されたチップセットが出荷停止されるなど影響する。

 クアルコムは、一連の報道について「これまでのアームのやり方の延長に過ぎない」とコメント。

 長年のパートナーだったクアルコムを脅迫し、同社の最先端CPUの開発を妨害し、アーキテクチャーライセンスに基づく広範な権利を無視してロイヤリティーを上げることを狙った根拠のない脅しだと指摘。「12月に裁判が迫る中、アームによる必死の策略は、法定手続きを妨害する試みだ」とし、契約解除の要求には全く根拠がないと断じた。

 同社は、「アームとの契約に基づいた権利の保有は、引き続き認められると確信している」とコメント、アームの行為を容認しないとした。