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ドンキ運営会社がMVNO「マジモバ」発表 3GB/770円~で13日開始
2024年9月12日 14:54
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、MVNOの携帯電話サービス「マジモバ」とWi-Fiサービス「最驚 Wi-Fi」を発表した。9月13日から利用料は「マジモバ」が「3GBで月額770円」など、「最驚 Wi-Fi」が月額4180円。エックスモバイルとの提携によるサービスになる。
3GB/770円~のスマホ
マジモバは月間データ容量3GB/770円~のMVNOサービス。3GB/770円の「驚安プラン」と3段階に容量が分かれた「最驚プラン」が用意される。容量は15GB、25GB、50GBで利用料金はそれぞれ2508円、3278円、6050円。
通話オプションとしては、10分までのかけ放題を何度でも利用できる「かけ放題ライト」が月額880円で、時間無制限の「かけ放題フル」が月額1980円で用意される。
300GB/月 4180円のWi-Fi
モバイルルーターを利用できるWi-Fiサービス「最驚 Wi-Fi」では、月間データ容量300GBで月額4180円。
端末料金は無料。最大で10台の同時接続が可能で、海外151の国と地域では切り替え接続扶養で利用できる。海外利用では別途料金がかかる。
商品プレゼントなどの特典を用意
「#今日のおごり」として、PPIHグループのオリジナル電子マネー「majica」アプリ会員が通信サービスを契約すれば、加盟店で賞品と交換できるクーポンが毎月プレゼントされる。
テーマごとに選んだ賞品と交換できるクーポンが配られ、毎月10日にアプリで受け取れる。「ドンペン」「アピタン」「ド情ちゃん」のキャラクターにそれぞれテーマが設定され、選んだキャラクター(テーマ)のクーポンがもらえる。
また、今回発表された通信サービスの料金を、UCSカードで支払うと、通信サービスの利用料に対するポイント還元率が通常の0.5%から2.5%にアップする。
通信サービスで顧客接点を強化
PPIH 森谷健史 上席執行役員は、同社が価格重視で家計を支える一助を担う取り組みを多く行ってきたことを紹介。物価高騰など家計への負担が続くなかで通信費に着目した。
家計の14%を占める通信費の見直しを促すことで、「さらに家計を助けることができるはず」と話す。通信サービスは主に独自の電子マネーサービス「majica」のユーザーに向けてアピールする。3GB、15GB、25GB、50GBという容量帯については、他社の状況も勘案しながら決定したという。当面はマジモバと最驚 Wi-Fiのそれぞれで月間3000件の契約を目標としている。
その狙いは、majica会員との顧客接点の強化がある。森谷氏はさらに「継続的な接点をつくるためのリテール事業におけるCRM装置」と通信サービスの立ち位置を示し、今後もmajica関連でさまざまな商品を展開していくと展望を語った。
エックスモバイル 木野将徳 代表取締役社長は、グリーンの独創的なスーツで登壇。MEGAドン・キホーテ成増店と三郷店の2店舗では、テスト店舗というかたちで特設カウンターを設置して通信サービスの契約受付を行う予定だが、このスーツ姿で自ら店頭に立つという。
同氏は2年ほど前からPPIH側と協議をしており、今回のサービスローンチに至ったことを話す。エックスモバイル創業当初にもPPIHに通信サービスを提案した過去があったというが、当時はかたちになるまでに至らず、念願叶っての今回の発表となった。
PPIH 森谷氏は通信サービスの提供を検討し、さまざまな事業者と話をしていたなかでエックスモバイル 木野氏の「エッジが立ったキャラクター」が記憶に残ったというエピソードを踏まえつつ「すごく前向きにサービスを考えていただいた。『#今月のおごり』も木野氏の言葉から始まった。ドン・キホーテやユニーならこうしたほうがいい、といっしょに歩んでくれそうだった」と提携を決めた裏側を話した。
マジモバと最驚 Wi-Fiは、9月13日からmajicaアプリとWebサイトで申し込みを受け付ける。
【追記 2024/9/12 19:50】
本文と写真を追加しました。
【追記 2024/09/12 15:18】
USCカード支払い時の還元率について、対象が通信サービスであることを明記しました。