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コネクテッド機能を後付けできるドラレコや次世代のカーラジオ、ジャパンモビリティショー 2023

 25日、東京都江東区の東京ビッグサイトで「ジャパンモビリティショー 2023」が開幕した。会期は11月5日まで。本稿では主に通信やスマホに関連する展示を一部ご紹介する。

コネクテッド機能を後付け

 クルマ関連のアクセサリーを多く手掛けるカーメイトでは、360度撮影に対応かつ通信機能を備えるドライブレコーダーを展示している。

 同社のドライブレコーダー「ダクション 360」シリーズで、SIMカードスロットを持つ通信モジュールが付属する。これにより緊急通報やドライバーの見守り機能を備えており、居眠り運転や脇見運転を警告するほか、家族などに発車・到着を知らせることもできる。さらに緊急通報ボタンを備え、24時間365日対応のサポートデスクで故障時のロードサービス手配や事故発生時の緊急通報もできるようになる。

 一連の機能は、新車であれば純正装着されているケースも増えているが、カーメイトでは古いクルマを大事に乗り続ける旧車ファンなど、最新のクルマを持っていない人でも最新の機能を手軽に利用できる機会を提供したい狙い。

ディスプレイと組み合わせる新しいラジオ

 radikoでは、次世代のクルマの普及を見据えた構想を展示。ディスプレイにラジオから取得した情報を表示する仕組みなどが示された。

 ダッシュボード全面にディスプレイを備えたクルマのコンセプトなどが増えるなか、そうした車両に向けたソリューションを提案する。ディスプレイにラジオ番組やCMのメタデータを活用した新たな仕組みで、番組の情報のほか交通情報に加えてCMの情報、緊急時には災害情報も車内で確認できる。

ソニーとホンダの電気自動車「AFEELA」

 ソニー・ホンダモビリティは、同社が開発を進める電気自動車「AFEELA」(アフィーラ)のプロトタイプを展示。

 AFEELAは、自動車を作り続けてきたホンダとXpreiaなどを手掛けてきたソニーが共同で作る電気自動車。現在のものはプロトタイプ。北米で2025年に受注を開始し、2026年春のデリバリーを見込む。日本でも同年中のデリバリーを目指す。

 通常のクルマであれば、グリルがあるヘッドライト横にはディスプレイが設けられており、充電状況などの表示ができる役割が持たせられていた。法規制の関係もあり市販時にどれほどの機能を果たせるかはまだ未知数だが、ソニーホンダではディスプレイ機能を実装したい姿勢のようだ。